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平将門 その真実
[単行本ソフトカバー]塩野 博(著)
発行日: 2021/2/20
頁数: 198ページ
ISBN: 978-4864504065
定価: 1300円+税
内容紹介
歴史は勝ち残った者が創る。『将門記』は勝った平貞盛等が創ったもので自分の都合のいいように書かれたものである。
将門は新皇と称したことも無ければその茶番劇も無かった。
将門を天皇にとって代わろうとした悪人であるとしたのは平貞盛等である。
『将門記』を何度も読み返すと多くの誤りに気がつくだろう。例えば平良兼が死んだことが二回出てくる。同じ徐目のことも二回出てくる。時間が逆戻りしているのも二箇所ある。
将門の弟の平将頼ついては、徐目で下野守に任命したとき舎弟と言っていたが、殺害されたとき長兄となっている。なぜ『将門記』はこのような単純ミスが多くあるのであろうか。
平安時代は呪術が非常に盛んであった。将門の死に呪術は大きく影響したと思われる。
本書はこれ等を仔細に解析し謎を解明して、「平将門の真実」に迫るものである。
著者について
昭和21年生まれ。
千葉県印西市出身。
平将門研究家。