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  • 趣味としての経済学


  • 趣味としての経済学
    [単行本(ハードカバー )]

    永田参二 (著)

    サンプルを立ち読み 発行日: 2013/6/15
    頁数: 302ページ
    ISBN-13: 978-4864500807
    定価: 非売品


    内容紹介

    経済学とか経済現象は、自然現象と違って、人間の営む行為の集積であるから人々から独立したものではない。八割の人が太陽が地球の周りをまわっていると信じていても、地球が太陽の周りをまわっている事実には変わりはない。ところが、経済現象は八割(もっと少ない率でも)の人が信じてしまうと短期的にはその通りになってしまうという怖いところがある。 自然科学には人間の価値判断の入り込む余地はなく、あるのは事実のみであるのに対し、経済学はその人の価値観に大きく影響される。その学者の立ち位置によってその内容が大きく変わってしまうのだ。 私が本書で批判してきた主流派経済学(市場原理主義)は精緻な数学を駆使して経済学をあたかも自然科学の如く装ってきたが、これはとんでもない思い上がりであった。ケインズもいっているように経済学は自然科学ではない。リーマンショックによる世界金融危機は実はこの主流派経済学に原因があることがはっきりしたのである。 経済現象は間違った政策が続いて世の中が悪くなっても、表面上は、戦争で爆弾を落とされて街が壊れてしまうようにはっきりと目に見えることはない。だから多くの人々に政策の間違いが見逃されてしまう。第一章でもふれたようにスキデルスキーは、良い理論は未来の危機を予測できるし、また予防も可能なのだと言っている。ケインズ経済学は、良い理論であるばかりか、単なる経済理論に留まらず、「人間の生き方」(モラル・サイエンス)の書であり思想の書である。(あとがきより抜粋)


    「経済のことはよくわからない」と敬遠する、私達の姿勢を問い直すきっかけになる著者渾身の1冊です。

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