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お呼びでしょうか ―私は死神でございます―
[単行本(ソフトカバー)]永井治郎 (著)
発行日: 2024/5/15
頁数: 280ページ
ISBN-13: 97844343356178
定価: 1320円(本体1200円+税10%)
内容紹介
自殺もしくは自死専門のエリート死神。五つの挿話の主人公に本編の死神が絡み、物語が展開していく。
それぞれの挿話の主人公はすべて六十五歳以上の老人で、これまで懸命に生きてきたが、ときには運悪く、あるいは不条理な定めに翻弄され自ら死を望む。そのシグナルを天上の死神がキャッチし、娑婆に降りてきて、苦しみの負担を取り除き、心安らかに天上に導いていく。普通のおどろおどろしい死神と違った、ソフトな面を持った死神界でのエリート中のエリートである。
だが、仕事熱心のあまり、人に寄り添い過ぎ、情にほだされて死神の掟を何度か破ってしまう。度々重なるこのような彼の行動に対し、天上界の死神査問委員会は見逃すことができず、彼を禁固刑に処し、反省を促した。
彼は放免された後、その年は自殺者が増大し、死神界が多忙のため彼は運良く復職して、仕事に励む。
だが、本編の死神の持つ本来のやさしさだろうか、またまた憐憫の情に絆され、再び死神の掟を破ってしまう。それを知った査問委員会の怒りは頂点に達し、とうとう彼を死神界から追放してしまう。しかし、信念を貫き通した死神は、粛々と罪に甘んじ、漆黒の闇の中を奈落の底へと落ちていく。
果たして死神の運命やいかに……。五つの物語に登場する老人たちの悲喜こもごもの人生の終活に、あるときは積極的に、あるときは少し傍観的に、死神が絡み合うという娯楽作品である。
著者について
東京生まれ。明治大学文学部卒業後、アメリカ留学。その後世界を一周し、帰国。出版社の編集を経て、英語塾を開設、四十五年間英語指導及び塾経営に携わり閉塾後、本格的に執筆活動に入る。その間に、オーストラリア(グレートビクトリア砂漠横断)、ニュージーランド南北全島(バイク一周)、アメリカ(縦、横断一万四千キロ)、中近東、ヨーロッパ全域、アフリカ(キリマンジャロ山登頂)、アジアなど、主として自然を中心とした世界遺産を訪問する。



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