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日本人のルーツ
[単行本(ソフトカバー)]三ツ木 茂 (著)
発行日: 2022/4/27
頁数: 148ページ
ISBN-13: 9784864504461
定価: 非売品
内容紹介
表題を「日本人のルーツ」とした遠因は、私の姓の起源に基づいている。それは、「三ツ木」という苗字が我が国において極めて少ないのは 何故かという点からであった。
忙しい教会牧会中、このことの調査はせいぜい図書館などで氏姓辞典を見るぐらいであった。
しかし、引退し名誉牧師となってから、ある日私は町の書店で、徳島県名西郡神山町三ツ木32番地という所でホテルを経営し、かたわら日本超古代史研究所所長でもある地中孝という人の著書に目が止まり、三ツ木という地名(徳島県)と、日本超古代史研究所所長という文字に興味をそそられ、釘付けとなった。
ひとつには、以前札幌在住の長男から北海道新聞(1985.1.21付)の切り抜きが送られてきたのを想い出したからだった。それは、「名字のはなし」という欄で、姓氏研究家で日本家系図学会会長で文学博士でもある丹羽基二氏による「三ツ木の姓の本拠地は徳島県にあり、その祖は阿波忌部にある」という内容のものだった。これは驚きだった。なぜなら旺文社発行の『日本史』(1978)p.57に、大和朝廷天皇一族に奉仕する「氏」の一つとして忌部が記されていたからである。
私は早速徳島に地中氏を訪ね、氏より徳島は古代よりイスラエルと関係があることを知った。
以来、日本人のルーツとユダヤ人の関わりについて本文前半第1章から4章まででまとめてみた。また後半第5章から8章は、宗教(キリスト教とのかかわり)関係に当てた。
本書が諸氏にとって何らかの益となれば幸いである。
今や私も卒寿の年を迎え、残された日々を鑑みる時、このように一冊の本にまとめる機会を与えられた事は、感謝の極みである。
著者について
1932年 栃木県に生まれる
55年 明治大学法学部卒業、後C.B.I.に学び伝道界に入る
68年 西南学院大学神学部卒業、同年同大学神学部専攻科修了
船橋バプテスト教会牧師となる
2000年 同教会牧師引退。現在名誉牧師。
95 年 アームストロング大学名誉博士
同 年 アメリカン・ワールド大学大学院社会学博士(Ph.D.)
著書 「社会学概論」「社会福祉経済論」(青孔社)
「中国の宗教生活」(愛国学園)他