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  • マイナンバーの呪い

    榎並利博(著)

    サンプルを立ち読み 発行日: 2024/7/25
    頁数: 112ページ
    ISBN-13: 9784434341298
    定価: 1650円(本体1500円+税10%)


    内容紹介

    過去半世紀にわたり、行政のデジタル化は進められてきた。事務を正確かつ迅速に処理するには、個人を特定する番号を使わざるを得ない。しかし、異なる機関間で情報をやり取りする番号が無かった。そこで作られたのが住民票コード(住基ネット)だ。
    だが、マスコミを中心に世間は住基ネット反対の大合唱。番号を秘密にしないと不幸になるという呪いがかけられ、住基ネットは無実の罪で惨殺された。それから10年、番号制度の復活をかけ、住基ネットの骸を土台にマイナンバーが蘇った。 これで呪いは解けるはずだった。しかし、不幸なことに呪縛された者たちによって、呪いはかえって強化された。明るい理性の光を放つ合理的で論理的なデジタルの神は我々を見捨てたのだろうか。
    我が国を支配しているのは、合理的・論理的な態度とはおよそかけ離れた雰囲気や空気、呪いとでもいうべきものだ。政治家は国民の票を得るため、世間を覆う呪いや空気を読むことに全身全霊をかける。正確かつ迅速な事務などに関心は無い。
    「マイナンバーを見られたら不幸になる」、この迷信がいつ登場したのかは不明だ。しかし、迷信の闇の中に小さな矛盾が覆い隠され、誰もが口をつぐみ、目をふさぎ、矛盾の堆積は崩壊寸前の大きな破局へと向かっている。
    「呪い」の呪縛から解き放たれるためには、合理的・論理的な態度で物事に対峙することだ。こんなことは皆わかっている、それでもできないのが現実の悲しさだ。被支配者根性が染みついた民には、明るく理性の光に包まれた神は眩しすぎるのだろう。 これからも永遠に続く、暗い闇に閉ざされた魑魅魍魎の巣窟、迷信の神が支配する呪われたデジタルの世界にようこそ。(序文より)


    著者について

    ■経歴
    1981年 東京大学文学部考古学科卒業、同年富士通株式会社に入社。
    自治体の現場で、住民基本台帳をはじめあらゆるシステム開発に携わる。 1996年に富士通総研へ出向し、政府・自治体分野のコンサルティング活動に従事。
    2010年に富士通総研・経済研究所に異動し、電子政府・電子自治体、マイナンバー、地域活性化をテーマに研究活動を行う。
    2022年4月より行政システム株式会社 行政システム総研 顧問、蓼科情報株式
    会社管理部主任研究員。
    2023年9月より一般社団法人自治体経営協議会代表理事。この間、法政大学・中央大学・新潟大学の各非常勤講師、早稲田大学公共政策研究所の客員研究員、社会情報大学院大学の教授を兼務。
    「デジタル手続法で変わる企業実務」(日本法令)、「地域イノベーション成功の本質」(第一法規)、「共通番号-国民ID-のすべて」(東洋経済新報社)など、マイナンバー、電子政府・電子自治体、地域活性化に関する著書・論文や講演等多数。
    ■現職
    行政システム株式会社 行政システム総研顧問
    一般社団法人自治体経営協議会代表理事
    蓼科情報株式会社 管理部主任研究員


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