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海兵62期 水谷秀澄回想メモ
[単行本(ソフトカバー)]水谷美澄 (著)
発行日: 2011/3/25
頁数: 178ページ
ISBN-13: 978-4904001820
定価: 1,800円+税
品切れ・増刷予定は未定
内容紹介
父、水谷秀澄は大正2年、熊本県の植木町に生まれました。鹿本中学から海軍兵学校(62期)に進み太平洋戦争に従軍。主に南シナ海での作戦に参加、途中負傷したりして終戦は長崎で迎えています。その後熊本県庁で復員の仕事に携わり昭和29年に海上自衛隊に入隊 、海将で除隊し平成元年に75歳で他界しました。(中略) 父は職業軍人でしたから、回想メモを読んで感じますのは、一般人と違い戦争に臨んでの心の持ちようには、悲愴さとか戦争に行かされたという被害者意識など全くなくて意気盛んに出陣しているということです。軍人であればいざ戦争と国が決定したからには、当然目前の敵と戦わねば国が滅ぶという気構えだった様です。 「そもそも日本人が日本を守らなくて誰が守るのか、自国を守る軍隊を持つのは独立国家として当然のことであり、永世中立国のスイスにも軍隊はある。」と独立国家は軍隊を持つべしが持論でした。 この回想メモを遺していたのは、そういった祖国を守ることを忘れてくれるなという父からのメッセージと思い、今回纏めてみた次第です。 内容はあくまでも父の記憶によるものであり事実と相違するところがあるやも知れません。また個人的な感情で他人を表現している処もありますがあくまでも個人的な見方としてご容赦下さい。 系統だってはいないメモ書きでしたので、私なりの構成にしております点申し添えます。 (はじめにより)
著者について
水谷美澄◎みずたによしずみ
秀澄の次男


