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独り善がりへの挑戦(唯我独尊)
[電子書籍]加藤不譲 (著)
発行日: 2013/5/12
ISBN-13: 978-4864500746
定価: 299円(税込・電子書籍)
内容紹介
釈迦は、生まれてすぐ「天上天下唯我独尊」と言われました。
「この世の中で、ただ我が一人尊い」と読めます。
人間は一人の例外もなく。独りで生まれ、独りで死んで行きます。この事実は釈迦も私達も同じです。一人とは大勢の中に生きる、たった独りの自分です。
この自分を、我(われ)といいます。
ですから釈迦は、我一人が尊いと言われました。
つまりこの世の中の、たった独りの我と言う自分だけが尊いのです。
この世の中のたった独りの我なら、私も貴方も、俺もお前も総て我です。この総ての我が独り尊いと言う事は、俺もお前も、私も貴方も、総ての人々が尊いと言う意味です。
つまり、天上天下のこの世の中で、「ただ我が、独り尊い」のです。
ですから親は、吾が子の成長を願って、四月八日の釈迦の誕生日には、唯我独尊のお姿を花でくるみ、甘茶を掛けてお祭りしました。
なぜなら、吾が子もまた、天上天下唯我独尊の子だからです。
これが日本の常識でした。
著者について
加藤不譲
無為無冠の愚物です。でも一生懸命生きてきました。ただそれだけです。これまでは文人画家を自称し、寺や神社の襖絵を書かいてきました。しかし文人ならば文章もと思い挑戦しました。先人達の懐かしい匂いがすればいいのですが。