自費出版

詳細新刊案内
青山ライフ出版株式会社HOME > 自費出版 > 新刊案内一覧 > 近代日本の黎明 幕末・明治の外交交渉と外国人 

ジャンル>歴史

著者のその他の作品
昭和天皇、退位せず 昭和天皇、退位せず
更級 悠哉
  • 近代日本の黎明 幕末・明治の外交交渉と外国人
    青山ライフ出版で購入
    アマゾンで購入
  • 近代日本の黎明 幕末・明治の外交交渉と外国人
    [単行本(ハードカバー)]

    更級 悠哉 (著)

    サンプルを立ち読み 発行日:2021年7月8日
    頁数:298ページ
    ISBN-13: 978-4434290350
    定価: 1.500円+税


    内容紹介

    幕末から明治にかけて日本の国際化、近代化に貢献してくれた外国人たちに注目した。米国人はマシュー・ペリーとタウンゼント・ハリス、英国人はウイリアム・アドムズ、ラザフォード・オールコック、ハリー・パークス、アーネスト・サトウ、ウイリアム・ウィリスとトーマス・グラバー、仏国人はレオン・ロッシュ、独国人はズィーボルト親子、墺国人はハインリヒ・クーデンホーフなどがいた。彼らの日本人妻達は内助の功を発揮し、外交官達を親日にして日本近代化に活躍させた。
    本書は明治維新についても検証している。仏国市民革命・英国名誉革命に続く世界の三大革命と喧伝する人もいたが、明治維新はどうみても市民(豪商・豪農や町人)参加の革命ではなく、薩長等の武士階級による、政権争奪戦であり、それを欧州型の市民革命などと美化してはならない。
    明治政府は近代国家を目指したが、民主国家にはせず、シビリアンコントロールがない立憲君主国家としたことは、君主の天皇のご信任を戴いているから口出し無用という軍の暴走や官尊民卑の弊害に留まらず、七十七年後の日本を破滅寸前にまで追い込む原因になった。
    討幕に成功した新政府軍の裏面も隠してはならない。明治新政府に都合が悪い人々、江藤新平・大村益次郎、坂本竜馬、西郷隆盛・佐久間象山・小栗忠順他何人もの反政府や反薩長的実力者を暗殺、自死又は刑死させた事実をどう見るか。孝明天皇と徳川家茂将軍の公武の両トップが若年で急死したことにも不自然さがあった。

    読者書評

    歴史が嫌いだった。正確に言えば、歴史の授業が嫌いだった。何年何月に何があった、で、それがどうしたの、だったのである。
    点としてしか存在しない歴史イベントが古い順に並んだものを、教科書と呼んでいた。
    ところが今では、更級雄哉氏の本に拠り私は歴史が好きになりつつある。感謝している。
    前作(『昭和天皇、退位せず』)以上に氏の歴史観及び歴史表現は進化し続けているのではないだろうか。歴史イベントが点から線へ、線から面へ有機的に関連し融合していく様を描く筆力は見事と言うほかない。
    個別歴史イベントがどうしたこうしたと言う事だけではなく(それも重要だが)、それらの関連性(新旧、前後左右、東西南北)を如何に上手に描くかが歴史家の最も腕の見せ所のはずであるが、氏の腕の良さは歴史嫌いの私にも明瞭に見えた。
    先ほど、面と言ったが、単純な平面ではなくメビウスの帯の様な裏から表に何時の間にか変わってしまう不思議な曲面上に更級氏の歴史イベントは配置されている様に思った。
    しかし、更に本作『幕末・明治の外交交渉と外国人』を読み進めると、実は曲面上も超えて自由な空間中(時間軸も含めて四次元の空間)に配置され(正確には配置されつつある)のではないかと思えてならない。
    読まれた方々はお気付きと思うが、“後述”の言葉の多用がそれを証明している気がする。
    (後述の場所を明記して欲しかったが)つまり、氏の歴史イベント及び歴史観表現能力は既に、連続した文字表現(文章と呼ばれるもの)の実力を超えてしまっているのだろう。
    例えば、無重力下の空間に自由に成長した植物の葉一つ一つが歴史イベントであるとして枝や蔓がその関連性を現し、葉から葉へ自由に読み渡り移動できるようなそんな媒体(文章の立体的な融合体?)が今後は必要になるのかもしれない。
    かなり話が逸れたが、歴史の表記方法にまで一論を呈する程の作品であったと思う次第である。
    2021.07 M.H 記


    著者について

    大学卒業後、メーカーの販売管理者としてドイツ他に約10年間駐在した。その折、英・仏・蘭・西・露等の宮殿や戦跡・国境を見て回り、欧州と日本が繋がる現代史執筆を思いたつ。
    著書に『昭和天皇、退位せず』(青山ライフ出版)がある。ペンネームの更級悠哉は出世地に因む。


    新刊案内一覧を見る