フォントを選ぶ
タイトルと著者名のフォントを選ぶ
カバーや表紙に必須の情報としてタイトルと著者名があります。
この文字に対してフォント(書体)を選ぶこともデザイン上重要な作業です。
フォントには主に、明朝体、ゴシック体、毛筆書体、デザイン書体などがあります。
明朝体は横画が細いので大きく扱っても圧迫感がありませんが
縦画を太くすればメリハリができ、インパクトのあるタイトルになります。
ゴシック体は骨太で男性的
ゴシック体は骨太で男性的、毛筆書体は伝統的で格式を感じさせます。
デザイン書体は様々な種類があり現代的な物やポップでかわいらしい物まで
いろいろなイメージを選ぶことができます。
沢山のフォントのなか迷うところですが、あまり先入観を持たず探せば、
これ、という書体が選べることでしょう。
また既存の書体に手を加えることでひと味違ったデザインにすることもできますし、
あえて手書き文字をタイトルにすることで
かえってとても目を引くタイトルに仕上がることもあります。
このように、デザイナーなりの受け取り方で
本文にふさわしいと思うカバーをデザインしていきますが、
人それぞれ十人十色のイメージを持っておりますので、
最終的には作者や編集者の好みや意見を取り入れつつ
修正し完成に持って行きます。