小見出しや改行で読みやすくする
息つぎのようなもの
まったく改行のない文章、極端に少ない文章をときおり見ますが、とても読みにくいものです。
改行は意識して多めにいれるようにしてください。
どれくらい書いたら改行するという明確な決まりがあるわけではありませんが、およそ3行改行なしが続いたら、次の改行ポイントを探すぐらいがよいでしょう。
そうすれば5行から10行の間に少なくとも1回は改行することになります。そして改行後に始まる文章は1字下げします。
お手元の本を見てみてください。10行の間に1回か2回改行していると思います。
では、どこで改行したらいいのでしょうか。
これは息つぎのようなものなので、5行程度という長さが大事な目安になります。
これを目安に、文章の意味を考えて、1行で改行する箇所や2行で改行する箇所があってかまいませんし、どうしても改行できない文章が続き、12行目で改行したということがあってもよいと思います。
次に小見出しです。これも文章を読みやすくするための工夫です。
大まかな目安ですが、小見出しは2、3ページに1つくらいあります。
雑誌の場合はもっと多く、1ページに3つくらいあります。
文章に適度な長さで区切りをつけ、そこに書いてある内容を10字程度で説明するのが小見出しです。
小見出しによって、適度なまとまりで文章が区切ってあると、読みやすいものです。
小見出しをつけるコツは、あまり考えすぎないことです。
読みやすくするための工夫ですから、ひねったりする必要はありません。
そこに何が書いてあるか、それだけ考えて、ぱっと直感的に浮かんだ言葉を素直に書きます。
改行や小見出しが適度にある文章は読みやすく、それだけで一味違う、いわば読者を意識したプロっぽい原稿になります。