自費出版

自費出版の用語と解説
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自費出版の費用を安くする

自費出版の費用を安くするためには、さまざまな方法、ポイントがあります。

以下にまとめてみます。


1 編集費用を安くする

編集の部分は自動化できませんので、ここで出版社に多くを頼ってしまうと、どうしても費用が高くなります。

印刷会社並みの価格で出版を望むのであれば、完全原稿をデータで渡すことです。

通常、出版社が求める完全原稿とは、文章の推敲が完全に終わっている原稿という意味です。その原稿がワープロソフトのWORDなどに入力されてあればOKです。

完全原稿といっても文字組みやデザインまで求められるわけではありません。

お使いのワープロでもう一字一句直しは必要ないというくらいの原稿を仕上げると費用も安くなるだけでなく、その後の進行もスムーズにいきます。

推敲が不十分な状態で原稿を渡し、ゲラ(初校)が出た段階で、大幅な直しを入れると、一度行った文字組み、写真や図表の配置など、すべてを直す必要が出てくるので、時間と手間がかかり費用がアップするばかりでなく、ミスの出る可能性も高くなるので注意が必要です。

ワープロが使えない方は、手書きでもかまいませんが、文字入力の費用はかかります。

ここに費用をかけたくないのであれば、知人に入力を頼むとよいでしょう。

画像や図表なども、できるだけデータで渡すと経費を抑えられます。


2 印刷・製本費用を安くする

印刷・製本の費用もこだわりがある場合は別ですが、特にない場合は安くできるものにしたいものです。

上製本(ハードカバー)と並製本(ソフトカバー)では並製本が安くなります。

カラーとモノクロでは、圧倒的にモノクロが安くなるので、カラーページは最小限にします。

文字中心の書籍の場合はカラーは表紙だけにします。

本文の紙は(書籍の場合)一般的な上質紙(白・クリーム)にします。

見返しの紙は色上質紙にします。

本のサイズは小さいほど安くなります。

ページ数は少ないほど安くなります。

オフセット印刷の場合、ページ数は16の倍数であるともっとも効率的で、しっかりした製本にしたい場合も有利です。

一般に特殊な紙、特殊な印刷ほど費用が高くなります。

印刷部数が少ないほど安くなりますが、オフセット印刷の場合、最低部数は150部くらいで、それより少なくしても料金は変わりません。

100部以下の場合はオンデマンド印刷が選択肢に入ってきます。


3 流通費用を安くする

本の販売には手数料がかかるので、すべての本を引き取るのが一番安いです。

書店流通する場合は、売れる見込みをシビアに査定し、できるだけ少ない配本数に抑えると費用も抑えられます。

100部程度の小部数の販売でよいのであれば、書店流通せず、amazonのe託販売サービスを利用すると流通費用を抑えられます。




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