自費出版するための費用を考える
顕著な低価格化
自分の本を出版するための費用はいくらかかるのでしょうか。相場というものはあるのでしょうか。
これは一概には言えません。印刷・製本の費用だけならば大まかな相場はありますが、出版社は印刷会社とは違います。
出版社にとって印刷・製本の費用は一部にすぎません。
出版社は文字と画像を扱って、それを本という形にし、世に問う会社です。
文字と画像とは、本来形のないものを表現する手段です。
文字によって表現されるさまざまな情報、物語であったり、思想であったり、精神世界であったり、そうした形のないものが本質です。形のないものにどうのように取り組むかで費用は変わってきます。
しかも、持ち込まれる原稿には一つとして同じものはありません。
すべての出版物はオーダーメイドです。
決して大量生産できません。
1冊、1冊手間と時間をかけなくてはつくれません。
よって出版には人的費用がかかります。
その点を考慮すると、昨今の自費出版の価格は非常に安くなっていると言えます。
競争原理により限界まで低価格化が進んでいるのが現状です。
本を出したい人にとってはチャンスといえるでしょう。