● 社史の表紙にこだわろう

社史の表紙の傾向 社史を自費で出版する場合には内容もさることながら、
表紙のデザインを決めることも大事な作業です。
会社の伝統と社風を受け継いでいくためにも節目での製作が望まれます。
手に取ったときにあたたかさを感じる布張りのデザインや箱入りで、
ハードカバーの重厚なものなどの上製本が従来は好まれてきました。
机の上においてじっくり眺めるには最適ですので、
歴史のある企業のデザインとしては記念の節目として品があり向いています。
この場合にはA5、A4サイズの大きさが適当でしょう。
外資系の企業の社史などでは、
滑らかな紙質の表紙で英字の字体での印刷で、
よりスタイリッシュなデザインが好まれる傾向にあります。
またアート色が強いものでは、表紙の写真にも凝り、
有名写真家による撮影を行って採用するケースもあります。
デザインを担当する会社にも傾向がありますので、
良く話しあって依頼する会社を決めることが重要な第一歩となります。

手軽で親しみやすい社史 現在では社内外の人や若い人に親しみをもってもらうために、
カラフルなカラーにしたり、字体もポップなものを採用する企業もあります。
ベンチャー企業などでは、
会社自体の元気の良さを感じてもらいたいという希望もあるようです。
大きさも単行本サイズの大きさのものもあり、
気軽に持ち運んで配ることができるのです。
また、さらに手軽にパンフレット形式のものも歴史の新しい企業では増えています。
写真やレイアウトに力をいれて独自性をだします。
オリジナリティは大事ですが、あまりお金をかけられない時には、
既存のデザインから選ぶことで、
費用を抑えるサービスを提供しているデザイン会社もあります。
本の紙質よりも少し厚めのソフトカバーの表紙を使用して、
写真、字体を何種類かのなかから選びます。
写真は会社の建物や人物など好きなデータを使うことができます。
選べる種類が少ない反面、価格が安いので、
個人企業の社史を自費出版したい場合などにはとても便利です。