● 社員教育に社史を活用する

社員教育に社史を活用する意義は大きい

社史とはいったいなんでしょうか?その会社の歴史のことです。
「何だ、ただの歴史か?そんなものどうするんだ?」と思われるかもしれませんが、
実はこれは社員教育にとても大切なことです。
なぜなら、社史には会社の全てのことが盛り込まれているからです。
例えば、経営理念の誕生。
どんな会社も突然降って沸いたように出きた企業はありません。
創業者はどのように会社を興したのかが描かれているはずです。
また、その後、会社はどのような経緯をたどり、
社会に対してどんな役割を果たして今日まで至ってきたのか?が、
会社の歴史を見れば分かるようになっています。
反対に言えば会社の歴史も理解しないで働いても、未来が見えてきません。
会社は今の社員のものでありながら、実は創業者の理念を形にしたものを
現代の社員が継承しつつ、新しい社会で貢献していくものだからです。
そこに会社の未来が見えてきます。
そのため会社の歴史を理解することは、非常に大きな意義があり、
それらを社員教育などで活用することで会社や社会に貢献する社員の情熱や
同朋意識が芽生え、一致団結力が生まれます。

社史の製作がもたらすメリット

社史の製作にはいくつかの特徴があります。
一つ目は利益活動そのものではなくて、現在の会社を整えたり、
また将来を方向付けるような会社の投資活動になります。
時間と労力を使いますが、それをきちんと行うことによって、
各社員がわからなかった会社の流れや仕組み、経営方針が明確になり、
それに基づいて同朋意識や一致団結力が強まり、
会社の姿勢が変わった企業が沢山あります。
また、社外的には会社のブランド対策になります。
会社の創業期やその流れを社会に知ってもらうことにより、
自社がどんな会社でどこが強いのか?
どのような社員がいるのかという特徴を社史を見ていただくことで、
文字と写真で紹介することができます。
会社の仕組みは商品の紹介よりも大切です。
そのため、会社を取り巻く他社との関係作りに大いにや役立ちます。
そして、最後は新しく入社した社員教育に役立ちます。
社史がなければわからなかったことが社史を見ればすぐにわかるので、
社員にとっても会社に対する親近感や貢献心が芽生えやすくなります。