● 社史作りで重要なスケジュール
社史作りのスケジュールに余裕を持たせる2つの方法
社史作りのスケジュールを上手く管理するには、実際の制作が効率良く行われるように気を配ります。
参加する社員の作業がはかどれば制作が順調に進みやすく、
スケジュールにも余裕が生じやすくなるからです。
社史を効率良く作るために、使える方法は2つあります。
1つ目は、目標を分けて1つ1つ解決していく事です。
例えば、分野別や事業別等、書く内容を細かく分けて1つずつ書いていく
仕組みを作ります。
書き終えるのに1時間から2時間程度、文字数にして1000から3000程度の
目標に分ければ、書くのにほどよく、読み返して添削するにも丁度良い文量になります。
参加する社員の筆記ペースに合わせた割り振りも可能です。
また、目標を分割すれば、記事毎の作業量が概ね決まるので、作業に区切りを付けやすくなるものです。
どの目標から手をつけて、どの順番でクリアしていけば良いかも明確になります。
作業に慣れていく過程で、1つの目標毎に大体どのくらいの時間が必要かわかるように
なるので、より現実的なスケジュール管理もできるようになるでしょう。
2つ目は、作業が効率化できる道具や環境を活用する事です。
例えば、書見台に本やタブレットをかけると見やすくなります。
常に両手を使えますので、資料を読みながらタイピングをする時に便利です。
スキャナで資料を電子化・整理する班を作るのも良いでしょう。
電子化は情報を探しやすくなり、後々の作業効率が大幅に上がります。
社史作りの執筆を効率的に行う為には、3つのポイントがあります。
1つ目は、書ける所から書いていく事です。
1ページ目から終わりまで順を追って書く事はありません。
書けそうだと思った所や興味を持った所から書き始めていくと上手く書けるものです。
作業が止まると文章を効率良くかけるリズムが生まれませんので、
何でも良いのでまず書く事が大事になります。
2つ目は、とりあえず書いてみるというフットワークの軽さです。
頭の中で思い浮かべた文章と、実際に書き出した文章とでは、
一字一句同じでも印象が異なります。
思いついたら書いて、読んでみて確かめる作業を行う過程で、
文章が洗練され、良い文章ができるものです。
それ以外にも、書いた文章からヒントが得られたり、調べる点が把握できたりと、
次にやるべき事が明確な状態が続きやすくなります。
3つ目は、発想の転換をしてみる事です。
例えば、書き出しに困った時は客観的な視点で考え直してみると発想が得られます。
この際、書きたい内容と似たような内容の本を読んで、参考にするのも有効です。
途中で表現方法に迷った時は、辞書を引いて言い換えを探してみる方法が使えます。
一行にまとめにくい時は、少し違った言い回しを試してみると良いでしょう。
最終的に社史に相応しい文章ができれば良いので、その過程の作業方法は自由です。
ちょっとしたヒントから突破口が得られますので、些細な事でも試してみると
良いでしょう。
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