● 社史作りにはまず情報集めが重要

社史作りのポイント

社史は一般的に創業30周年や50周年で制作する企業が多いので、
一つの会社に定年まで勤務していても、
社史の担当となるのは1度きりという事がほとんどかと思います。
そのため上司から社史の制作を命じられた場合、
「何からするのか分からない!」といったケースが多いはずです。
社史を制作するうえで肝心なのが情報集めです。
ここでは情報集めのポイントをご紹介します。

【多くの関係者に会う】
一番確かで多く情報を持っている社長や会長など企業のトップや
役員、工場長、各部署の長、組合の委員長、OBなどから
お話を聞かせてもらいましょう。
できれば事前に「誰に何について尋ねるか?」質問事項も用意しくといいでしょう。

【関係する場所に出向く】
新聞記者は必ず現場を訪れるといいますが、社史の担当者も現場に足を運ぶのは
おすすめです。
今まで行ったことのない支店や工場、創業の地などに実際に行ってみることで
当時の様子がうかがえたり、近所の人に会って昔の話を聞くことで、
社内の人では知り得ない情報が得られる場合があります。

【座談会でより多くの情報を得る】
情報を持ってらっしゃる人達に集まってもらって座談会を開催のもおすすめです。
和やかなムードの中、OBなど大勢で昔の会社について語り合うことで
忘れていた些細な出来事も思い出しやすくなり、意外なエピソードが飛び出す
こともあります。

【集まった情報を明確化する】
情報がたくさん集まったら、資料や社内報などと照らし合わせて
年表にしていきます。
そこで社史の編纂で必須となる5W3Hを明確にしていきます。
集めた情報と社内の資料とが一致しない事も起こりますので、
不明な点について再度調査し明らかにしていきます。