● 社史の企画に重要な5W3Hを抑えておこう

社史編纂には5W3Hを意識して

会社の歴史を集め、一冊の本にまとめる「社史編纂」。
創業から現在までの情報すべてから必要なものを選定して行くのですから、
その作業量は膨大なものとなります。
何から手を付けるべきか分からない…というケースもあるでしょう。
そこで意識しておきたいのが、「5W3H」です。
5W3Hとは、Wの頭文字の5つの単語と、Hの頭文字の3つの単語から成る言葉です。
それぞれの意味はどういったものなのでしょうか。

5W3HのWとは何か 5W3Hの最初のWは「Whenいつ」。
社史編纂におけるWhenは、いつ社史を発刊したいのか、
いつの時期から社史編纂を始めたいのかを明確にするということ。
発刊を、会社の創立記念日等にあわせて行いたい場合には、
それに間に合わせることが可能になるよう、
事前に計画と段取りを整えておかなければなりません。
通常業務などとの兼ね合いなどから、編纂作業がズレこむことも考えられるので、
十分にゆとりを持ったスケジューリングを行うことが大切です。
次に「Whereどこで」。
社史編纂にかかわる組織をどこで運営するのか、
編纂資料をどこに保管するのか等を事前に考えておきましょう。
ある程度、自立した環境の部屋があれば、スムーズに業務を展開することができます。
「Who誰が」は、社史編纂組織にかかわる人物を選定することを指す言葉。
誰がどの作業を担うのかなどを、仔細に渡って決めて行きましょう。
「Whyなぜ」「What何を」は、どうして社史を発刊したいのか、
どのような内容の本を作るかを決めるということ。
社史を編纂する目的をしっかりと定めて、それに沿った内容を構築して行きましょう。

5W3HのHとは何か 「Howどのように」では、社史編纂の作業を担う人物が、
どのように業務を進めて行くかを考えます。
ある程度、個々の動きが見られるような、
日誌のようなものを用意しておかれるのも良いでしょう。
「Howmanyどのくらい」は、どのくらいのページ数にするか、
どのくらいの写真を取り入れるかなど、「本の規模」を決めておきます。
「Howmuchいくら」では予算も絡めて、具体的な全体像を想定します。
このようなポイントを押さえることで、
社史編纂はグッと楽に進めることができます。
無理なく円滑な作業が可能になるように、
決められることは早い段階で決定しておきましょう。