● 社史編纂組織の人選がもっとも大事!

社史編纂を行う際の組織づくりを考える

社史とは、会社がどのような歴史をたどってきたのかを示す、
いわば集大成とも呼べる存在です。
ですから、新たに社史を編纂しようとお考えになる場合には、
その組織構成の要となる「人選」が大きな意味合いを持つものとなってきます。
どのような人物を選ぶことが、最良であるのか…
その、ポイントとは、どこにあるのでしょうか。

社史編纂組織にかかわる人物の選び方とは まず、社史編纂組織にとって 最も重要な役割を担う人物の選定から考えて行きましょう。
会社の歴史を構成する情報を集め、まとめるには、
経営陣とのコミュニケーションがスムーズにとれる人物を
中核に据える必要があります。
社内の上位職に位置する人物である必要はありませんが、
上部の意向を速やかに判断でき、
相互の意思の確認を必要なときに行える人物を選ぶことを推奨します。
また、社史を作りあげるという工程には、
関係部署への取材・資料の取集など様々な行動が伴います。
そうした動きを円滑に進めることを可能にするために、
各部署のトップの人物を社史編纂組織に選定しておくと良いでしょう。
日々忙しい通常業務に加えての「仕事」を振り分けるわけですから、
各々が協力する姿勢を取って行かなければ編纂を進めるのは難しいもの。
そこで、各部署のトップがしっかりと動きを把握し采配を振るうことができれば、
積極的な社史編纂に関する指示が可能になるでしょう。

事務作業に強い人材を見つけよう 更に、あらゆる雑務をこなす事務作業にかかわる人物を選びましょう。
社史編纂における事務仕事には、様々な写真や情報を整理・分類するという、
膨大かつ緻密な作業が必要になります。
故に、PCやOA機器などに関する知識がある方にお願いするのがベターです。
特に、若い世代の社員であれば、
こういった作業に強みがある人物も多いでしょう。
この業務には、できる限り多くの人員を導入したいところですから、
臨時の募集を繰り返すなどして、常に一定の人数を確保するようにしましょう。