● 自費出版で起こりがちなトラブル

自費出版は儲からないと心得る 費出版をすること自体、それほど困難なことではありません。
しかし、全くトラブルがないとも言えないのが、少し難しい部分かもしれません。
自費ですから、著者の本人が自ら労力もかけることになりますし、
費用も出すことになります。
出版に際し失敗することがあれば、すべて自分に痛い思いは返ってきます。
よくあるのは出版業者とのトラブルで、詐欺に遭うケースもあります。
自衛策として、正確な知識を持ち、冷静に行動をしていくことが求められます。
自分で費用を出して出版していくためには、結構なお金が必要になります。
出版方法にもよりますが、その金額は数十万円から数百万円にのぼります。
本の売り上げを期待しても、それだけで費用の回収は厳しいものです。
無名なアマチュアの書いた作品は、自分で出版してミリオンセラーになることは、
まず考えられないのが現実です。
プロになるつもりなら、デビューの登竜門である新人賞への応募のほうが、
建設的かもしれません。

自費出版とトラブル 自費出版に多いトラブルは、悪質な業者に引っかかるケースです。
良心的サービスで対応する出版社も多く存在します。
それでも問題が出てくるのは、対応する営業マンにも問題があります。
アマチュア相手に、自分の売上成績だけを伸ばす目的で、
無知につけこんだ契約をさせるケースが少なくないのです。
過剰なセールスは契約時にも発生することです。
ここでできるのは、正しい知識を持って質問攻めにすることです。
どんな細かいことでも、徹底して質問し、納得がいくまで説明させます。
これは口頭だけでなく、納得できる資料も用意してもらいます。
自分で心からの納得が言ったら、契約の印鑑を押しても良いでしょう。
営業マンたちも無駄なトラブルは避けたいですから、
正しいやり方でいけば対応には応じるはずです。
いい人そうに見えるから、といった安易な判断で決めては絶対にいけません。
これもビジネスであることを、忘れないことです。