● 自費出版を売るためには

自費出版が売れない理由 自費出版による本を作ったものの、実際には売れない、
という声は少なくありません。
時代の流れから見ても、出版業界自体が不況のさなかにいる状態です。
出版業界でさえも不況なのですから、自ら本を作って売るのは、
簡単とはいかないわけです。
業界としても深刻な不況ですから、単に本を出版することでは売上につながりません。
年代的には、1996年にピークを迎えたのを境に、
その後の出版物類の販売金額は下がっています。
これは商業出版でさえ、低下が加速しているのです。
出版社は、本を作って売ることに対して専門ですし、プロのはずです。
試行錯誤して宣伝広告を出しても、売上げにつながりにくい時代なのです。
商業出版でさえ厳しい本の出版販売ですから、
個人で本を作って売るというのが、どれほどハードルが高いかわかるというものです。
個人では派手な宣伝もありませんし、そもそも無名であることがほとんどです。
出版会社よりも、不利な条件がそろっています。

自費出版の本を売るためには 自費出版した本は売れないというのは、多くの人が感じている部分ではあります。
そんな厳しい中でも、売れている本というのは、売り上げを伸ばしています。
長いあいだトップを走り続けているロングセラー作家であったり、
原作ミリオンセラーなど、華やかなバックのある売上げの良い書籍もあります。
しかし、発売当初はそれほど話題ではなかったものの、
本屋の店頭を発信基地として、ミリオンセラーとなった作品もあります。
こういった効果は、自費出版する者も覚えておきたい点です。
本を売るためには、本の向こう側にいる読者が見えているかどうかにかかっています。
その時代にマッチしたニーズをキャッチすることです。
そこに適した題材をリサーチして、求められている本を作ることです。
時代と読者は、今何を求めていて、何を知りたいのか、
徹底して感じ取り、書籍という形にしていくのです。
読者が見えていることで、自費出版でも売上げが向上する可能性はあるのです。