● 書き溜めた川柳を1冊の本に

川柳が若い人にブーム!? 川柳がひそかにブームになっています。
俳句や短歌よりも約束ごとが少なく、
現代の世相や流行を反映させやすいところに人気があるようです。
とはいえ、頭を捻らないと、いい川柳は作れません。
光景や心理をピタリと表現してこそ、評価の高い川柳になります。
最近では「サラリーマン川柳」や「女子会川柳」、「OL川柳」、「婚活川柳」
など、面白い川柳の作品募集も行われているようです。
まだ川柳を作ったことがないという人は、
ぜひ始めてみてください。
ペンと紙さえあればいつでもできるので、
気軽に楽しむことができます。

川柳と俳句の違い ところで川柳も俳句の違いってわかりますか?
同じ<五・七・五>の17音定型ではありますが、
違いを記していきましょう。
まず、俳句には、季語や切れ字(~けりなど)が必用ですが、
川柳では特にこだわりません。
また、俳句は、主に文語表現ですが、川柳は<口語>が普通です。
内容的には、俳句は、主に自然を対象に詠むことが中心ですが、
川柳では、人事 を対象に切り取ることが中心です。
俳句では、詠嘆が作句のもとになり「詠む」といいますが、
川柳では、詠ずるのではなく「吐く」「ものす」といいます。

川柳を本にしよう 川柳に興味を持ったら、メモ帳とペンを持ち歩き、
気づいた時に作るようにするといいでしょう。
ただ、漠然と書き溜めておくよりも、
自分のテーマを決めると作りやすくなります。
どんどん書き溜めるというのもいいのですが、
自費出版を利用して、自分の川柳本を作ろうという目標を決めて
始めるといろいろなアイデアが浮かんできます。
たとえば、表紙や挿絵にしたい写真やイラストなどをイメージしたり、
章ごとにテーマを決めてみたり……。
川柳の仲間を作って一緒に出版するなどもいいでしょう。
川柳がアナタの人生を豊かにしてくれます。