童話を自費出版する際のポイント
童話を自費出版する際には、ポイントがあります。
これから童話を自費で出版したいという人は、ポイントをおさえて制作してみてはいかがでしょうか。
まずは、様々な童話の中からジャンルを選びます。
日々の生活を題材にしている生活童話や、幻想的なファンタジー童話、科学的思考が入ったSF童話、ミステリー童話、冒険童話、歴史童話、ノンフィクション童話など様々です。
童話を自費出版する上で大切なポイントは、子どもたちの目線で書かれたものであるかということであるため、童話のジャンルを選ぶ際は、子どもたちが好きそうなもの、子どもでも理解できるようなジャンルを選んでください。
さらに、自分の強みを生かせるジャンルである必要があります。
例えば、子育てや主婦をしている人であれば子どもの接し方を考えて生活童話を書くことができるでしょう。
注意しなければならないことは、客観的に自分の子どもみることです。
また、我が子を題材にして童話を書く人もいるでしょう。
我が子は可愛いものですが、独りよがりの作品になってしまう恐れがあります。
そのため、童話を自費出版して多くの人に読んでもらいたいという人は、他人が読むと白けてしまうような内容は避けてください。
SF童話やミステリー童話は、論理的思考や科学的思考が要求されますが、男性作家に向いている傾向があります。
自分が書いていてワクワクするようなジャンルを選びましょう。
大人にも魅力的な童話を書こう
大人向けの小説が書店に多く並べられていますが、童話の純粋さや素直さに惹かれているのかもしれません。
中には、童話に安らぎや癒しを求めている人もいるそうです。
こうした読者層を考えると、童話は子どもから大人まで通用する作品を自費出版することがポイントになります。
子どもに向けたストーリーの中に、大人が読んでもハッとするような内容を組み込むことです。
しかし、忘れてはならないのは、基本となる起承転結ではないでしょうか。
起承転結がない童話はメリハリがありません。
「起」はストーリーの導入部分、「承」はそのストーリーを展開させ、「転」でハプニングを使って盛り上げ、「結」でストーリーを締めくくります。
起承転結が基本ですが、慣れている人は応用や変形をしてみても良いかもしれません。
童話では「承」を繰り返す手法が用いられることが多いです。
童話で有名な桃太郎も「承」が繰り返されています。
「承」を繰り返すと、作品に独特なリズムを生み出すことができるのです。
特に子どもたちは、ストーリーやフレーズの繰り返しに面白みを感じます。
童話に欠かせない動物
動物を登場させることも、童話を自費出版する上でのポイントになります。
近年、猫が大流行しており、童話でも猫は人気のキャラクターです。
猫を登場させた童話を書こうと検討している人もいるかもしれません。
しかし、猫に負けないほど活躍している動物がいます。
それは、鳥です。
実際に鳥が出てくる童話はたくさんあります。
例えば「鶴の恩返し」や「みにくいアヒルの子」、「舌切り雀」などです。
鳥は童話の定番だと言えるでしょう。
どの童話にも鳥を登場させれば良いというわけではなく、動物の特質がテーマやストーリー展開と関わりをもたせて書くことがポイントです。
鳥の特質と言うと、飛ぶことでしょう。
人間にはない特質ですが、鳥は飛ぶことが当たり前であるため、強調しすぎないように気をつけなければなりません。
童話において深みや鋭さを与えるためには、飛ぶという特質をより独創的に扱うアイデアが求められます。
様々なポイントを意識して、童話を自費出版してみてはいかがでしょうか。
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