青山ライフ出版株式会社HOME > コラム > 累計540万部売れたあの超ベストセラー本は・・・実は自費出版からは始まった!

累計540万部売れたあの超ベストセラー本は・・・実は自費出版からは始まった!

累計540万部売れたあの超ベストセラー本は・・・実は自費出版からは始まった!

みなさん、この本ご存知ですか?数年前に流行した【自分の説明書】シリーズ。

実はこの本、最初は自費出版から始まったのです!

『B型自分の説明書』は初めは、1,000部の自費出版本でした。
それが、1年半で超ベストセラーに変貌したのです。
2008年のBOOKランキングでは、2位を獲得しているほどの大人気です。

内容はとてもシンプル。行間をたっぷりとって、箇条書きで「B型あるある」のようなものを淡々と述べています。
120ページほどで、すぐに読めてしまう分量です。

賛否両論のなか大ベストセラーとなった理由とは?

累計はなんと540万部。自費出版大手の文芸社によると、『B型』は発売以来165万部に達しました。そして続々と他の血液型シリーズを発売。
『A型』135万部、『AB型』92万部、『O型』148万部を合わせて、シリーズ540万部という記録的なヒットとなりました。

賛否両論のなか大ベストセラーとなった理由とは?

レビューでは、
「これ当たりすぎてこわい!」「おもしろい」「友達と盛り上がった!」などの良いコメントもあれば、「誰にでも当てはまることを並べているだけだ」というコメントも見られます。

そんな本がベストセラーになったのには、様々な要因がありそうです。

著者であるJamais Jamais(じゃめじゃめ)さんが、この本の企画を携えて文芸社を訪れたのは、2006年の暮れ。「150~200万円の予算で、1,000部を刷り、全国300の提携書店に300部を配本する」という、文芸社の標準プランでじゃめじゃめさんは出版を依頼しました。
担当は、編集者の壁谷卓さんです。この時の目標は「かかった経費くらいは回収したい」でした。

しかし「出すからには売れる本にしたい」と考える壁谷さんの徹底的なサポートがあったのです。
例えば、当初の案で、著者自身による【ゆるいイラスト】を数点だけ使う予定だったところ、絵の魅力に着目した壁谷氏は、もっと絵を入れるようにアドバイス。
売れ行きを左右するオビの部分にもイラストを使用しました。

「山形のとある書店員さんが『B型自分の説明書』を読んで、いたく共感されたそうなんです。この方もB型だそうですが。発売直後に追加注文をして平積みにしたら面白いように売れ始め、そのことがネットで紹介されると、今度は名古屋など各地の書店にも人気が飛び火しました。私自身、驚くようなスピードでした。決定打になったのは、08年2月ごろテレビ番組の『王様のブランチ』で取り上げられたことですね」(壁谷氏)

じゃめじゃめさんの本がベストセラーになった理由は、自費出版の担当者が壁谷さんだったこと、本の内容を時代が受け入れてくれたこと、ネットで紹介されたこと、テレビ番組で取り上げられたこと、シリーズ化できる内容であったことなど、様々な要因が生んだ奇跡とも言えます。

自費出版は自分の想いを発信できるビッグチャンス

自費出版は自分の想いを発信できるビッグチャンス

自費出版からこのような素晴らしいサクセスストーリーに繋がることは、決して簡単なことではありませんし、すべての出版がうまくいくわけではありません。
しかし自費出版は、自分の想いを発信することができる大きな手段です。
費用を抑えたいのであれば、現代では電子書籍での出版も可能です。
“出版”は、昔よりも確実に身近なものになっています。この時代だからこそできること。
あなたも“自費出版”で自分の思いを世にだしてみませんか?