世界人物年表―カール大帝「ヨーロッパの父」

人類の誕生と総数

5万年前から数えて現代まで誕生した人類の総数は1082億人と推定される。
「世界人物年表」(重田憲三監修 青山ライフ出版)はその中から現代の人類に最も影響力があったと思われる500余名を年代・分野・地域別に整理し、年表化した画期的な人物年表である。

この年表を活用すれば、その時代に誰が何を成し遂げたのか、その人物がどんな時代を生きていたのか、その時代にどんな人物がいたのか、人物同士の接点はあったのかなど、100年、200年規模の俯瞰的な視点で人類史を見ることができる。

カール大帝(シャルル1世)
今回はカール大帝を挙げる。
カール大帝はフランク国王であり、初代ローマ皇帝である。
ドイツおよびフランスの始祖的英雄とみなされており、ローマ皇帝としてはカール1世、フランス国王としてはシャルル1世と称される。
英語読みではチャールズ大帝とも称される。
古典ローマ、カトリック、ゲルマン文化の融合を体現した存在であることから「ヨーロッパの父」と呼ばれる。
(Wikipediaより)
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カール大帝(フランス語でシャルルマーニュ フランス)747~814のプロフィール

〇カロリング家の2代目として生まれる。メロヴィング家がフランク王国を治めていたが、カロリング家が王党を教皇の支持を得て簒奪した。
〇弟カールマンとともに王位継承したが、771年に突然カールマンが亡くなってカールが23歳で王位に就いた。
〇キリストの教えを国家の理念に据え、さらにその教えを四囲に広めようと武力進出に邁進し、その結果フランク王国は現代のフランス、ドイツ、イタリアを含む広大な領土を獲得する。古代ギリシャ・ローマの叡智をゲルマンの血に継承した西欧文明の中興の巨人となった。
〇カール大帝は761年アキタニア遠征初陣を飾ってから、最後の出陣となる810年のデーン人との対陣までの約50年間自ら陣頭に立ってフランク王国軍を指揮してきた。
〇カールはクリスマスの日にサンピエトロ大聖堂において、ローマ皇帝の冠を授けられた。このため、後世に、大王ではなく大帝と呼ばれるようになった。
〇カール大帝の風貌は190センチを超える長身で、やや太めながら全体にバランスがとれ、威厳に満ちた体格であった。声はやや高く言語明瞭ではあったが、大きな声ではなかった。特徴的なのはきらきらと輝く大きな目と豊かな髭であった。
〇戦争に明け暮れながらも、カールはわかるかぎり生涯4度の結婚をしている。男子8人、女子10人をもうけている。女子はほとんど手もとに置いて育てている。最初の妻との間には長男ピナンを得ている。2番目のランゴバルド王女との間には子がなかった。3番目の妻であるヒルデガルトとの間には、双子を含む4人の男子が生まれている。
〇カール大帝の言葉–余の務めは聖なるキリスト教を異教徒の侵入と不信心から守ることだ。

世界人物年表

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admin の紹介

青山ライフ出版 代表取締役。北海道生まれ。1983年早稲田大学教育学部卒。経営誌副編集長などを経て、2005年青山ライフ出版を設立。実用書、エッセイ、小説、詩集、絵本、写真集など幅広い出版物を発刊している。