情報の運び屋 感想

『情報の運び屋』の感想が続々と送られている。
その一部を紹介します。

【読者感想A】生き物は情報の運び屋だという視点に惹かれます。いま、連日戦争の報道がなされています。もともとウクライナには国民に選ばれた政権がありながら米国のバックアップを受けた企業の後押しで国民に選ばれた政権を倒し、その結果大統領になったゼレンスキーの政権は非合法である。元来定住していたペリシテ人(パレスチナ人)を約束の地・選ばれた民との預言をうけたユダヤ人が追い出しにかかり、その結果争いがつづき、世界中に広がるユダヤ人社会から潤沢なバックアップを受ける驚異の食料自給率85%のイスラエルの中東問題は解決を見ることはない。これらはすべて私がこれまで得ることができました稚拙ではありますが“情報”のほんの一部であります。〔松戸市在住、医師〕

【読者感想B】情報を「生き物」として捉え、そしてその情報への愛おしさを余すところなくこの書物に書き記された「情報愛」には、「ほっこり気分」にさせられますと同時に、「情報」が人のみならず動物各種へもたらすその恩恵の大きさを再認識させられました。ご丁寧にも、巻末には各種情報用語の解説までをきちんと添えていただき、これ迄、いい加減な各種情報用語への理解に安住していた自分を反省させてくれる機会ともなりました。

先ず、巻頭言(プロローグ)にて、「・・・・・情報の運び屋(上下巻)が新しい時代を担い、新たな価値観を構築するあなたの手元に、ようやく今、漂着したのです。」という書き出し、これは著者の文才を伺わせるに十分なもので、只々脱帽するばかりです。本書のサブタイトルを通覧してみましても、例えば「情報は歓喜し解き放された」、「林住期は情報の収穫期」、「生理痛は情報たちの怒り」、「情報たちの結婚式」etc. 何ともアイ・キャッチングでして、先ず読者の興味を誘うにはとても有効な手法と理解、感服いたしました。その一方で、例えば米国空軍のちょっとユーモラスな「情アトム」なる兵士を登場させるなど、もう文章表現を自家薬籠中のものとされている手法には思わずホッコリ、ニンマリです。

「情報は歓喜し解き放たれた」、「林住期は情報の収穫期」、「生理痛は情報たちのいかり」、「若き情報の礎」、「情報たちの結婚式」などなど、読者にとっては何とも “Eye catching” なサブタイトルも、本書への読書欲をいよいよ掻き立ててくれますネ。下巻は未読状態ながら、サブタイトルを見るだけでも読書欲をそそるに十分でして、引き続きの読書が楽しみでございます。〔東京都在住、元会社員〕

【読者感想C】
「情報の運び屋」というタイトルにとても興味を持ちました。「過去と現在の延長線上には、われわれの未来はない!」いかに視座転換することができるか・・・視座を高めるか・・・、それによって新しい気づきや発想、経験などを積むことができると気づかされました。(宇都宮在住、主婦)

【読者感想D】
情報の伝達手段が遺伝子だけだったものが、言語が出来、活字が出来、通信が現れ、空間的に時間的に情報が伝達されるようになった今、情報の運搬に着目されてのお話は興味深いです。学生時代に哲学書を読み全知全能の神による超人君主が理想ではないかと思ったこともありました。(中国やロシアの状況や宗教戦争をみて超人君主主義は非常に危険とさとりましたが・・・)〔会社社長〕

情報の運び屋 上巻 情報の路

情報の運び屋 下巻 情報の詩

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admin の紹介

青山ライフ出版 代表取締役。北海道生まれ。1983年早稲田大学教育学部卒。経営誌副編集長などを経て、2005年青山ライフ出版を設立。実用書、エッセイ、小説、詩集、絵本、写真集など幅広い出版物を発刊している。