『情報の運び屋(上巻)情報の路(みち)」および「情報の運び屋(下巻)情報の詩(うた)」(大崎俊彦著 1,350円+税)は
本日、全国書店およびネット書店で発刊された。
著者はこれを、以下のように独特の表現で説明している。
真の豊かさを情報に求めて、「情報の路と詩」は、情報の森の中へと消えていった。そして新たな“情報の運び屋”となり本書の販売を開始した。
「情報の運び屋(下巻)情報の詩(うた)」の最終章【情報の森】では、情報の路と詩は、情報の森の中で消えて逝(ゆ)き、
読者の手元で新たな“情報の運び屋”となる姿を、下記の如く執筆(一部抜粋)している。
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この情報の運び屋の情報の路と情報の詩は、情報の森を目指して歩を進めていったが、その足跡は、何時の間にか情報の森の中へと消えて逝ってしまった。
そして情報の森の住人である情報の運び屋たちが、自分の手元に漂着した情報の路、情報の詩を手にすると、これらに火をつけて次々と燃やしてしまった。
各界で活躍する情報の森の住人たちは、その焼いた灰を手にすると、それぞれの専門分野である桎梏(しっこく)の闇から広大(こうだい)無辺(むへん)の大空へ、過酷な砂漠から肥沃な大地へ、風雨荒れ狂う海原(うなばら)から豊穣(ほうじょう)な海へと持ってゆき、それぞれの情報の森の中へ撒き散らしていく。
「ああ情報たちよ。
滅びるものは滅びよ。
消え去るものは消えよ。
そして環境の変化に対応してゆける確かなものだけが、
生き残ってゆけ。
ああ情報たちよ。
伸びるものは伸びよ。
発展するものは発展せよ。
そして情報の多様化の中で生きられる確かなものだけが、
生き残ってゆけ。
ああ情報たちよ。
ああ情報たちよ」
最後に、本書の著者は、読者に向けて以下のように挨拶している。
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読者のお手元にようやく漂着した本書は、過去と現在の延長上にない21世紀以降の情報観を、平易なフィクションやノンフィクションの自叙伝的形式で“情報の運び屋”を執筆しました。
我々人類だけでなく、動物や昆虫や植物などあらゆる生物たちも、お互いにコミュニケーションを取り合っている情報の運び屋であるという新たな思想観が、人々で賑わう都会の街角に満ち溢れ、農山村の森や耕地や、そして漁村の海に自然発生的に拡がることを夢見ています。
現代の諸課題に取り組んでおられる読者の方々に、“情報の森”という新たな価値観が浸透し、多様性の重要性を再認識して、お互いの違いを理解し尊重し合いながら、平和裡に諸課題解決の扉を開く、その鍵のひとつとなれば幸いです。