縦書きと表記について

欧文・英数入力の注意点
長く編集をしてきたので、原稿をいただいたときに、内容もさることながら、文字表記の使い方にまず目がいきます。
編集しやすい原稿かどうかが気になるからです。もっと言えば、その原稿の字面(じずら)を見た瞬間、内容がある程度わかるから不思議です。字面がきれいな原稿は内容もよいのです。
それはさておき、表記の問題ですが、一番多いのは「縦書き」に起因する問題です。このブログのように横書きであれば、英数字やアルファベットとの混在は気になりませんが、縦書きにしたとたん、字面をきれいにするためにはさまざまな調整が必要になります。
たとえば「21世紀」と書いた時の「21」ですが、みなさんはこの数字を全角英数で入力するでしょうか、あるいは「21」のように半角英数で入力するでしょうか。
全角で入力する方もいれば、半角で入力する方もいるでしょう。あるいはその時々の気分で違うこともあるでしょう。
こういう小さなことが問題になります。
ちなみに縦書きの本をつくる編集者としては、「21」のように半角英数での入力を推奨します。
なぜならDTPソフトには「縦中横」という機能があり、半角英数2文字を、縦書きの全角1字の枠に収めてくれ、それでバランスよく見えるからです。
では数字はすべて半角英数入力がいいのかというとそうはいきません。
「2009年」と入力する場合の「2009」は全角を推奨します。
なぜなら、この場合は半角入力して強引に「縦中横」にすると不自然になりますし、なにもしないと、縦書きの中で、そこだけ横に寝た表記になります。
それよりも、「2」「0」「0」「9」をそれぞれ全角で入力し、縦書きで1文字として扱う方がきれいに収まるからです。
こういう問題はたくさんあるので、これからも機会を見て、気づいたことなどを記してみたいと思います。

カテゴリー: 出版したい方へ   作成者: admin パーマリンク

admin の紹介

青山ライフ出版 代表取締役。北海道生まれ。1983年早稲田大学教育学部卒。経営誌副編集長などを経て、2005年青山ライフ出版を設立。実用書、エッセイ、小説、詩集、絵本、写真集など幅広い出版物を発刊している。