二十数年前、浦安市の図書館で行われていた
同人誌に参加していたのですが、そこの松島義一先生を
囲む会が10月25日にあり、
昔のよしみで参加させていただきました。
松島先生は文芸誌『すばる』に創刊時から活躍された
編集者で中上健次、北方謙三、立松和平ら多くの著名作家を
育てて来た方です。
傘寿に近くなった今もお元気で、浦安市、柏市、佐倉市などで
8つあまりの同人誌を見ておられます。
当日、サプライズゲストとして、
泉鏡花文学賞なども受賞している作家小檜山博さんが札幌から来られ、
新人時代の松島先生とのエピソードを話されました。
文芸誌に載せるための原稿の修正指示が、
松島先生(鬼編集者?)から直しても直しても延々と来て、
わけが分からなくなってしまった小檜山さんは、
ついに奥さんを電話口に出させ居留守をつかった。
そうしたところ、
「本当に作家になる気はあるのか! 二度と書かせないぞ!」と
ものすごい剣幕でどやしつけられ、
泣く泣く、おかしくなってしまった頭で、書き続けたそうです。
昔は激しかったんですね。
同人誌をやっていてありがたかったのは、
とにかく熱心に読んでもらえたことです。
半年、1年、それ以上の歳月をかけて書いた作品でも、
なかなか読んでもらえないものです。
読むのだって、簡単に読めるものではなく、大変なのです。
熱心に読んでもらい、おまけに感想(批判であっても)、
アドバイスまでもらえたら、こんなにありがたいことはないです。
昨年末、『わたしの人生、何色?』(朝倉久子著)
http://aoyamalife.co.jp/review/watashinojinsei.html
という本を出しましたが、これは、
そんな松島先生の指導を受けてきた
同人誌の教え子の方が出した本です。