時代の変化は意識の変化
時代の変化とは、わたしたちの意識の変化だと思います。
そこにもっとも大きな影響をおよぼしつつある、
今後およぼすであろう現象は何でしょうか?
インターネットやIT社会の進展も大きいですが、
それと同等か、それ以上に大きな変化があります。
それは人生が急速に長くなっていることです。
平成24年版内閣府の高齢化社会白書でも、
これまでの「人生65年時代」の仕組は限界にきており、
「人生90年時代」の仕組みに変えていかなければならない、
としています。
確かにそうでしょう。
最近は「超高齢化社会」などと言われ、
社会の問題・課題として論じられることが多いです。
ただ本来は、
わたしたちのもっと長生きしたい、いつまでも若々しく健康でいたい、という望みが叶っていることの表れであり、とてもハッピーなことなのです。
江戸時代からみれば、わたしたちは夢のような世界に生きているのです。
そこを読み違えてはいけません。
30歳で生を終えた吉田松陰は、
人の一生には長い短いにかかわらず、
春夏秋冬の四季があると言いました。
「十歳にして死ぬものには、その十歳の中に四季がある。
二十歳には二十歳の四季が、三十歳には三十歳の四季が、
五十、百歳にもそれぞれの四季がある」と。
そうしてみると、われわれは100歳で
人生の四季を考える段階にきているのです。
人生100年で四季を考えると、
25歳まで春。
50歳まで夏。
75歳まで秋。
100歳まで冬。
となります。
人生、長い!
こういう意識になると、
生き方そのものが変わってきます。
変わらざるを得ないのです。
60歳なんて、まだ秋口。
引退なんて考えられなくなります。
たとえ仕事は退職しても、
これから第2のスタートと思わなければ、
あと40年は持ちません。
100年を楽しく元気に生き抜く人や、
そのための知恵がこれからどんどん出てくるでしょう。
35歳のフリーターとか、
美魔女とか、
そういったことも100年生きると思えば
自然なことに見えてきます。
人生50年と言われた時代からすると、
2倍も生きられるのです。
稲作が一毛作から二毛作になったように、
1度しかない人生を2度生きる、
ということも可能ではないでしょうか。
そういう生き方をする人も増えてくるでしょう。
人生100年と思えば、
苦しい時期や挫折があっても、
いくらでも挽回できる気がしてきます。
ちょっとした成功で有頂天になることもないでしょう。
なにせ人生長いのだから、
肩肘張らず本音で生きていく人が増えるような気がします。
そうした中から何かが生まれてくるような気がします。
それはモノではなくて。
意識とか考え方に関わることで、何かが少しずつ変わってきているような気がします。