社史制作

社史制作の実践
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手順

STEP01 担当者を決める
まず会社における担当者を決めていただきます。会社の歴史について詳しい方が望ましいです。
STEP02 スケジュールを作成
社史制作は1年、2年という長期間に渡ることが多いので、まずは大まかなスケジュールを作成してみます。

iconiconスケジュール表の見本

STEP03 企画書を作成
基本コンセプトを含めて大まかな企画を作成します。
台割をつくります。

iconicon台割の見本

STEP04 資料の収集
企画に基づき、社内にある資料を集めます。社内報、新聞、雑誌などの掲載記事、営業報告書、写真スクラップなどなど、できるだけ多く集めます。
STEP05 取材者のリストアップ
取材する人物のリストアップ。古い事情に詳しいOB、社長をはじめとして、何名からインタビューするかは、作成する本のページ数によって変わってきますが、5名~20名ぐらいが一般的です。インタビューの代わりに手記のようなものを書いてもらってもいいでしょう。
ただし、手記をそのまま寄せ集めた形では、それぞれ人によって文体や表記がバラバラですから、最終的にはプロのライターがまとめます。
STEP06 取材
取材者にアポをとり、スケジュールを調整して取材します。最低1時間、できれば90分から2時間ぐらいあると望ましいです。話始めるとさまざまなエピソードが蘇ってくるもので、2時間ぐらいすぐに過ぎてしまいます。
STEP07 執筆
プロのライターに任せます。
分量によりますが3ヵ月~6ヵ月が目安です。
STEP08 デザイン・レイアウト
文字の大きさから行数、フォントの指定、表紙デザインにいたるまで希望と方針を伝え、打ち合わせ後、プロのデザイナーに任せます。
STEP09 校正
分量が多いものですから、手分けしてじっくりと見ることが大切です。
STEP10 再校
最初の校正で直しの指示をしたものがきちんと直っているかを確認するとともに、最初の校正で見落とした間違いや問題な所がないかを点検します。この時点でもまだ直しが多い場合は、ここで「責了」(業者の責任で任せてしまうこと)とする前にもう一度、「3校」をとって確認します。
STEP11 印刷・製本
1ヵ月ほどかかります。
STEP12 納品
完成後の配布先はあらかじめリストを作成しておけば、作業はスムーズに進められます。

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企画

社史といえば、ハードカバー、分厚い箱入りの書籍を連想される方が多いと思います。もちろん現在もそういった重厚長大型の社史は多いですが、もう少しカジュアルなソフトカバーの小型本も最近は増えています。

文字数もそれほど多くなく、四六判の一般の単行本と同じように気軽に持ち歩き、手渡せるようなものも増えています。内容的にも、権威、体面といったものを重んじながらも親しみやすさといったものも重視される傾向が出てきているようです。文体においても、やや硬めを基本としながら、硬すぎず、やわらかすぎずがいいでしょう。

やたらに格式ばった難しいものよりも平易なわかりやすい文章がいいです。その一方で軽薄な印象を持たれるものではいけません。話し言葉を多用しすぎると軽薄な印象をもたれます。文章は書き言葉の基本をきちんと守り、正確さと、気品と格調が求められます。

そこはライター・編集者の姿勢や力量が問われる部分です。


たとえば…… 『わが社の“プロジェクトX”物語』

当社はコンテンツ制作のプロですから、どのようなご要望にも対応できます。

たとえば、これまでの格式ばった社史のよりも、新しい形の、読みやすいものをつくってみたいというご要望に対しては、NHKの番組で有名になった“プロジェクトX”風の物語をつくることもできます。

親しみやすい文章で御社のこれまでの軌跡がわかりやすく読めるものになります。
創業から現在に至る時々で重要でドラマチックなテーマをいくつか挙げ、その物語を追う形で、会社の歴史もわかるものにします。創業時に大きな危機を乗り越えた話、大きな成長のきっかけになった出来事やプロジェクトなどがいいでしょう。

社員、OBの方々や、そのテーマにおけるキーパーソンの方にインタビューし、残っている資料なども参考にして、一つの物語として構成、執筆します。

社史のバリエーション

動画か印刷物か

社史のバリエーションは多彩です。まず、一番大きな区分けとして、動画(DVD)にするか、印刷物にするかがあります。動画の一番の特徴はインパクトがあり、親しみやすいということです。30分程度が一般的ですから、見る方も短時間で概要を把握できます。その一方で印刷物のように、詳しい内容、細部にまでいたる記録、解説の収録はできません。時間が限られているのであれもこれもは入れられません。焦点を絞った編集が必要となり、印刷物の場合とは大きく編集方針が変わってきます。

書籍型かパンフレット型か

社史といえば一般的には上製本の書籍が連想されますが、最近はパンフレット的な社史も増えています。特に設立10周年くらいの若い会社にその傾向が強いようです。パンフレット型社史の特徴はページ数が少なく、ビジュアル重視であることです。比較的短期間で作成でき、読みやすい、配りやすいというメリットがあります。一方、書籍型はどちらかというと文字中心で、内容を追求します。書籍型にも判型、ページ数、上製本か並製本かなどさまざまなバリエーションがあります。

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サイズについての考察

社史で一般に多いのはA5判、B5判、A4判です。

A5判は専門書や教科書に多いサイズで、四六判などに比べるとかなり立派な感じがします。文字中心の分厚いもので、読ませることを重視した場合、このサイズがいいでしょう。

A4判は通常のコピー用紙の大きさですが、本にすると100ページくらいでも相当に大きく感じられ、重厚なものになります。写真を多用し、ビジュアル中心にする場合は大きい方がいいのでA4判がいいでしょう。

B5判はA5判とA4判の中間で、週刊誌の大きさです。写真と文字の両方を余裕を持って配置できる大きさです。
一方、気軽に持ち歩けるサイズは、四六判やB6判です。四六判のソフトカバーにすれば一般の文芸書のような感覚になります。

B6判はサイズ的には四六判より6ミリ小さいだけですが、手に持って見ると、その差以上にコンパクトに感じられます。32ページ程度の小冊子にすると、電車の中でも気軽に読めるので重宝されます。広く配るものにはいいでしょう。

A4判 297×210(mm) 地図、カタログ、パンフレットなど
B5判 257×182(mm) 雑誌、週刊誌など
A5判 210×148(mm) 学術・専門書、マニュアル本、教科書など
四六判 188×128(mm) 書籍、文芸書単行本など
B6判 182×128(mm) 単行本、小冊子など

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台割

本をつくるとき必要になるのが台割です。この部分は業者に任せてしまっても問題はありませんが、企画・編集の立場にある人にとって、全容を把握しながら計画的に本を作っていくのに非常にべんりなものですから、作ってみるといいでしょう。昔は手書きで表などをつくっていたものですが、今はエクセル(表計算ソフト)という非常に便利なものを多くの人が持っています。これがあると、台割は簡単に作れてしまいます。

たとえば、こんな感じでいいのです。 iconicon台割の見本
台割で注意するのは、そのページが右ページか左ページかということです。おなじ2ページの記事でも、それが見開きで2ページなのか、1枚の紙の裏表で2ページになっているのかでは見た目の印象が全然違うので、ページの左右が一目でわかるようにしてあれば便利です。

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取材

事前の準備

取材で大切なのは事前の準備です。取材対象者のこと(経歴・やってきたことなど)をできるだけ調べて、取材する前にはかなりのことがわかっている状態であることが理想です。そうすることで、取材対象者からより深い情報が引き出せるのです。取材をプロのライターに任せ、同行者として行く場合でも、最低限のことを事前に調べて行くこと。その姿勢が取材を成功させるコツです。

誰に取材をするか

取材に関して非常に大事なのは、誰に取材をするかということです。情報を持っている人に話を聞くことが一番大事なことであり、最も基本的なことです。

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執筆

執筆は社内の担当者がやるのか、プロのライターに依頼するのか。また、記事によって双方が分担するのかを決める必要があります。プロのライターに任せてしまった方が安心ではありますが、その分の費用がかかります。また、取材、説明が必要になります。社内に意欲のある人がいるのであれば、得意な部分を執筆してもらうのもいいでしょう。
文章の得意、不得意、うまい、下手といったことは、短期間で変えられることではありませんから、得意な人、うまい人に任せるのが賢明でしょう。

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校正

文章の表記にはさまざまな決まりがあります。
また表記の決まりは媒体によっても違います。

たとえば新聞と週刊誌では表記も文体も大きく違います。
作家の文章と記者の文章は違うのはもちろん、使う漢字にも違いが見られます。
また、時代によっても50年前と今では使用する漢字や句点の位置も違います。

たとえば「」内の文章の終わりに「。」をつける人とつけない人がいます。 昔の本ではつけるのが一般的でしたが、今はつけないのが一般的です。
「こんにちは。」「こんにちは」どちらも間違えではありません。

前者が昔風の表記で、後者が今風と言えます。

間違えではなくても、少なくとも1冊の本の中では統一されていなくてはなりません。 この部分は編集者の責任ですが、前もってライターと打ち合わせしておく必要があります。

表記については、細かい部分ですが、いいかげんだと見苦しくなります。たとえば数字の表記。1、2といった算用数字にするか、あるいは漢字にするか。混在していると見苦しいです。

また漢字でも、「二百五十」と書く場合と「二五〇」と書く場合があります。これも統一しなければなりません。社史の場合は、好みもあるでしょうが、縦書きの場合、新聞で採用している表記の決まりに従うのが無難です。

新聞の場合、数字は「二百五十」という書き方をします。
ただ、これには例外があります。

たとえば一番よく使うのは年号ですが、
「二千七年」とは書かずに「二〇〇七年」と書くことになっています。

表記の決まりごとは、知らないより知っておいた方がいいです。

最近はほとんどワープロ、パソコンでの入力、入稿になっていますが、その際に使う記号なども、人によって違 うと変ですから、編集者が直すことになります。

以下に、推奨する表記方法を例示します。

× そうなのか・・・
○ そうなのか……
こういう場合「…」を2つ、つなげて使います。
× そうなのか--
○ そうなのか――
マイナス記号ではなく、「―」を2つ、つなげて使います。
× 「えっ?そうだったの?」
○ 「えっ? そうだったの?」

× 「えっ!そうだったの?」
○ 「えっ! そうだったの?」
?や!を文章の途中に入れるときは、次の文章との間に1文字分空白を入れます。文末に入れる場合は空白は 必要ありません。
× 「えっ? そうだったの?」
○ 「えっ、そうだったの」
?や!は、基本的によほど強調したいときだけ使います。
通常は使わなくても意味は伝わります。あまり 多用すると、字面的にも美しくありませんし、本当に強調したい部分がわからなくなります。
× 「えっ、そうだったの。ご苦労さま。」
○ 「えっ、そうだったの。ご苦労さま」
「」で囲まれた文章の場合、文末の「。」は入れません。
古い本などでは「。」をつけている例も多いですが、最近は いれないのが主流です。
× その為には
○ そのためには

× そんな事はできない
○ そんなことはできない

× 無い
○ ない
特にこだわりがない場合、ひらがなを推奨します。
漢字が多すぎると硬い感じがします。
×  今日はいい天気だ。(改行の冒頭)
    「こんにちは。暑いですね」(改行の冒頭)

○  今日はいい天気だ。(改行の冒頭)
   「こんにちは。暑いですね」(改行の冒頭)
改行した場合、文頭に1字分の空白を入れますが、『「』で始まる文章の場合、改行でも空白を入れません。 1字分の空白を入れて、その次に『「』が続くと、印刷した際に2字分の空白に見えてしまうからです。
× 2字空ける。1000円借りた。
○ 2字空ける。1000円借りた。
縦書きの場合、数字は全角にします。横書きの場合は半角でもOKです。
× Google
○ Google
・縦書きの場合でも、英文スペルの場合は、半角英数の方が見やすいです。ただ、YES、NOといった短い単語の場合は、全角の方がいいです。

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