自費出版

詳細新刊案内
青山ライフ出版株式会社HOME > 自費出版 > 新刊案内一覧 > 匿名本『バイアーノの修道院』-スタンダール進化のすき間-

ジャンル>学術

著者のその他の作品
―知られざるスタンダールの匿名本―バイアーノの修道院 ―知られざるスタンダールの匿名本―バイアーノの修道院
  • 匿名本『バイアーノの修道院』-スタンダール進化のすき間-
    青山ライフ出版で購入
    アマゾンで購入

  • 匿名本『バイアーノの修道院』-スタンダール進化のすき間-
    [単行本]

    山本 明美 (著)

    サンプルを立ち読み 発行日: 2020/7/30
    頁数: 342ページ
    ISBN-13: 978-4-86450-361-7
    定価: 2500円+税


    内容紹介

     本書は博士論文「『バイアーノの修道院』(1829) -著者考証と「イタリアニスム」-」を基盤としている。(中略)対戦相手は物故者をふくめて世界的強豪であり、『バイアーノの修道院』(略称『バイアーノ』)はスタンダールの著作ではないという通説の断固たる保持者たちである。とは言うものの、この問題は私が一生を費やしてもなお調査の困難な細部が残るだろうことはお断りしておかねばならない。文献収集に努めてきたものの、日本に暮らす私には新たな資料や情報の入手もこれ以上は困難である。
     しかし、明確な目標を残してくれたのは、今なおスタンダール研究界の偉大な先達であり続ける故ヴィクトール・デル・リット (1911-2004) である。というのも、スタンダールが1842 年にこの世を去った時、パリの滞在先には『バイアーノ』の仮綴本とイタリア語文献とが残っていたのだが、この大家は、『バイアーノ』の匿名著者はスタンダールではないと断りながら、『バイアーノ』とそのイタリア語文献を、なんと、『スタンダール全集』に収録しているのである。これは底本と翻訳の関係を認めたという隠しようのない所見を表わすはずながら、スタンダール帰属説を否定したこの大家の説以来、誰も本格的な総合調査は行っていない。だから、それが私の課題となった。
     本書は従って、『バイアーノ』とスタンダール諸作品との比較を柱とし、諸々の共通点を示すことになるが、匿名著者の特定を課題にした博士論文の枠を超えるに至ったと考えている。読者の方々には、調査の過程で次々と見えてきたスタンダール諸作品と『バイアーノ』間の相互利用に立ち会って頂くことになるが、それがスタンダールの残した幾筋もの足取りに他ならず、『バイアーノ』によって、数々の進化のすき間が埋まるかどうかを判定して頂きたいのである。(はじめにより)


    著者について

    山本 明美
    1951年 名古屋市生まれ. 現在『HB』(国際スタンダール研究誌)書評員
    2007年 京都大学大学院人間環境学博士号取得. 神戸大学非常勤講師 (1987-2016)
        国際高等研究所・研究プロジェクト・コアメンバー(2009-2011)

    訳書:『バイアーノの修道院』青山ライフ出版, 2011
    主要共著:『受容から創造性へ』国際高等研究所, 2013
    主要書評:État présent des études stendhaliennes (et mériméennes) au Japon(2007-2009)(2010-2015) ; Osamu KASHIWAGI, Stendhal et l’économie politique, HB Nº 15-16, Nº 20, Nº 22, Eurédit, 2011, 2016, 2018.


    新刊案内一覧を見る