ジャンル>学術、語学
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現代日本語の可能表現に関する研究
―一段動詞及び「来る」を中心に―
[単行本(ソフトカバー)]張 麗(著)
発行日:2019年12月31日
頁数:294ページ
ISBN-13: 978-4864503471
定価: 5,000円+税
内容紹介
本書は、一段動詞及びカ行変格動詞「来る」の未然形にレルが接続して可能の意味を表す「ラ抜き形」(例、「見れる」、「来れる」などのいわゆる「ラ抜き言葉」)を考察の対象とし、この形式の表す意味、形態及び構文的特徴などの使用実態を明らかにしようとするものである。
なお、ラ抜き形を考察する際には、従来の一段動詞及びカ行変格活用動詞「来る」の未然形にラレルが接続し、可能の意味を表す「ラレル形」(例、「見られる」、「来られる」などのいわゆる規範形)と比較しながら研究する必要があるので、「ラレル形」も本書の研究対象とする。
著者について
張麗(ちょう れい)
東洋大学 国際教育センター 日本語講師
中国遼寧省生まれ
大連外国語大学日本語学科卒業。
東京外国語大学日本語教育専修コース修了 修士(言語学)
同大学院博士後期課程修了 博士(学術)
大連理工大学日本語教師を経て2018 年より現職
専門は、日本語教育、社会言語学、日本語文法