遺稿を印刷・製本する
故人が本で蘇る
故人が遺した原稿を本にしたいというケースは少なくありません。
故人の配偶者や息子さん娘さんからの依頼になりますが、この場合問題になるのは、データがきちんとそろっているかです。
手書き原稿しかない場合は、それを改めて入力することになります。会社に頼んでもいいですが、入力費用がかかりますので、経費を抑えたい場合は、自分で入力するといいでしょう。
文字入力はワープロソフトのwordで入力するのが最も一般的ですが、一太郎、あるいはテキストエディタでもかまいません。
もし、故人が古いワープロ専用機で入力していた場合は、データを保存したフロッピーディスクが残っていれば、使える可能性があります。
家庭のパソコンでは読み出せなくても、出版社には古いデータを変換するノウハウがあるので、その件を伝えてください。
文章はすごいもので、それを読めば、まるでその人が目の前にいるような気がしてきます。
本の中で故人が生き生きと蘇るのです。
20部、30部つくって親戚や友人に配ると大変喜ばれます。