自費出版

本づくりの現場2
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第2回無料出版キャンペーンで当選した
『バイアーノの修道院』が本になるまでをレポートしました。


キャンペーン当選作品が本になるまで

本づくりの現場は、体験した方でなければ分からないものです。ここでは、当選作品が本になるまでの流れを通して、当社と著者の方が一緒に本を作りあげていく様子をご紹介します 。

「バイアーノの修道院」の制作の流れ

1.原稿が送られてくる
image著者の山本明美さんから応募作がメールで送られてきました。そのあと、すぐに電話があり、編集部が受け取ったことを確認すると安心したご様子でした。

送られてきたのは、ワードで執筆した原稿です。このデータを元に編集、DTP(文字組み)の作業をすることになります。

それが次の工程です。
2.文字データの整理とチェック
image今回の原稿は文字のルビや注釈、脚注などが多いため、オリジナルのワードのデータをできるだけ活用することにしました。
3.DTP作業を開始
imageワードで版下をつくることもできますが、より細かな設定が容易にできる専用のDTPソフトにデータを流し込みます。このソフトで1行の文字数、1ページの行数、見出しや本文のフォントの大きさを設定し、ノンブル(ページ数)、目次などを作っていきます。

文字の大きさや余白のスペースなどで、1頁に入る文字数が決まり、全体の頁数を割り出すことができます。
4.カバーデザインの制作
image山本さんから表紙のデザインについて、こんなイメージにしたいというパワーポイントで作成した案が送られてきました。緑、白、赤を基調とした品のよいデザイン案です。山本さんは兵庫県にお住まいですが、現在ではほとんどのやりとりがメールでできるようになっているので、不便を感じることはほとんどありません。ただ、容量の大きい画像データなどはメール添付で送れない場合があります。そんな時は、CDを郵送していただきます。今回もメール添付の画像に不鮮明なものがあったので、CDで再度、鮮明な画像データを送っていただきました。

装丁を担当するデザイナーと相談し、このイメージに沿った表紙デザインの作成に取りかかりました。

5.カバーデザインが完成
image山本さんのイメージ通りにカバーデザインを作成しました。カバーデザインをメールで山本さんに送ったところ、

いよいよ本になるのが実感できます!

と返信をいただきました。ご満足いただいたの様子が伝わってきました。
その後、小さな訂正をし、このデザインでカバーは決まりました。
6.初校を出す
image
初校とは、実際に印刷されるのと同じように出力した最初の原稿のことで、「ゲラ」とも言います。初校までは1ヶ月ほどかかりました。構成が複雑で注意を要しました。というのは『バイアーノ』は元々イタリア語文書のフランス語翻訳が1829年に出版された後、その(加筆の多い)フランス語翻訳が、そのまま1848年にイタリア語に再翻訳されてナポリで出版されたという経緯があり、

それを今回山本さんが、ご自身の注釈を加えて、日本語に翻訳したからです。

初校を山本さんに送りました。
7.初校が戻る
image山本さんから初校の訂正が送られてきました。
文章の推敲も再度なされており、かなり本格的な訂正になりました。
「予想外に多くの問題があり、手間取りました」と山本さん。たとえば、「ヤコブ」を「ジャコブ」とするように人名は出身国の言語に合わせて訂正を試みました、とのこと。校正を見ていけばいくほど、いろいろ悩ましい問題が出てきます。

これに関しては、編集者としてもどちらがいいとは断言できません。いずれにしてもどちらかに統一されていることが大事です、とお答えしました。
そして、初校の訂正を行い再校を出しました。

8.再校→3校→責了
image忙しい中で、本1冊の校正をするのは容易ではありません。本作りには根気と時間がどうしてもかかります。それでもやりきることができるのは、やはり著者の作品に対する情熱によるものでしょう。約1ヶ月後、山本さんより再校原稿が戻ってきました。
初校→再校→責了という流れですむこともありますが、今回は直しが多いので「3校」も出しました。 image こうして3校のチェックが完了し責了となりました。 責了というのは、「あとは出版社(印刷会社)の責任でやってください。お任せします」という了承を得ることです。 この著者と編集者、制作担当者によるやりとりが書籍制作において重要です。本作りの中での一つの山場と言えます。
表紙、カバー、本文の印刷データをつくり、印刷所に入稿。
あとは刷り上るのを待つだけです。
9.完成!
imageimageついに本が完成しました!!
10.アマゾンに登録
imageそしてネット書店のアマゾン「amazon.co.jp」に登録されました!
さらに今回は山本さんとのお話し合いで、書店流通も行うことになりました。
おめでとうございます。

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