自費出版

キャンペーン情報
青山ライフ出版株式会社HOME > 自費出版 > キャンペーン情報 > 大嶋信頼さんインタビュー

 

支配されちゃう人たち特別インタビュー

ミラーニューロン購入

購入はこちら

支配購入

購入はこちら


◆患者さんの心に聞いて、明らかになった真実◆

 

――前作の『ミラーニューロンがあなたを救う!』を2012年9月に出して、今回2014年7月に、第2弾として、『支配されちゃう人たち』を発刊されましたが、この2冊の位置づけはどのようにとらえていますか。

大嶋  本当は、今回の『支配されちゃう人たち』の方を先に書いていたのですが、その内容があまりにも過激だったので、もう少し 一般の人に理解されやすいように書いた『ミラーニューロンがあなたを救う!』を先に出版したのです。『支配されちゃう人たち』で述べている「支配者」とか、「虚無」、「光の人」などは、普通の人にはなかなか理解されないだろうと思ったので。ただ『ミラーニューロンがあなたを救う!』を出した後でも、「そんなことはあなたの単なる思い込みだ」という人が少なからずいたので、やはり、原点である今回の『支配されちゃう人たち』を出さなければと思ったのです。

ミラーニューロンがあなたを救う

――では、今回の本で言いたいことはすべて言い尽くされましたか。

大嶋 まだまだです。もう第3弾を書いています。正確に言えば、『支配されちゃう人たち』の内容は僕の考えではないので、言い足りないのではないのです。なぜ、このような考え方が生まれたのか。支配者という、生まれつき人を支配するタイプの人がいて、虚無という支配されるタイプの人がいる。支配者の考え方などは、元々は宗教から来ているのですが、僕は宗教とは全然関係のないところ、患者さんの心に聞いたことをそのまま書いて、まとめただけなのです。僕の考えでもなく、患者さんの考えでもない。患者さんの"心"に聞くという、ある意味、催眠的なものから出てきた答えです。そこに宗教と共通する一点があったということ。そして、そこには宗教の矛盾点も鋭く突かれている。そこがすごくおもしろいと思いました。

――患者さんの"心"に聞いた結果、「支配者」、「虚無」、「光の人」という3種類の人間が出てきたのですか?

大嶋 はい。

 

◆人間には3つのタイプがある◆

 

――人間が人種や遺伝などとはまったく別の視点から3つのタイプに分けられるというのは、ものすごいユニーク。普通では考えられない話ですね。

大嶋 はい。でも催眠的なアプローチをしていくと、そういう話が出てくるのです。心に聞いてもらったときに、支配者は支配者の真実しか答えない。虚無は虚無の真実しか答えない。光の人は光の人の真実しか答えない。それは一貫しています。そして、この3つのパターンで宗教が生み出されてきました。

――3つのタイプの割合はどうなっているのですか?

大嶋 どの患者さんに聞いても、支配者3、虚無7と答えます。だいたい7:3です。光の人はごくわずかです。

 

 

◆苦しんでいる虚無の人へ◆

 

――この本は「虚無」の人に向けて書かれたのですよね。

大嶋 世の中の7割を占める虚無の人たちは、みんな自分が悪いと思って苦しんでいる。けれど、それはあなたが悪いのではなく、つくられた苦しみですよと。すべてがつくられた幻想なんだよと。それがこのシステムを知ってしまうと見えてくる。幻想だとわかると、簡単にそこから抜け出せるよと言いたいのです。

――虚無の人たちは、もっと自信をもっていいよということですか?

大嶋 自信などもつ必要はまったくない、というほうがぴったりきますね。だって虚無の人の真実は"無"なんですから。仏の世界。仏陀の世界なんです。すべては空です。悟りの境地、というのが虚無の人の真実なのです。

大嶋信頼さん写真1

――支配者の人はどうなんですか?

大嶋 支配者は、人を支配することが愛なのです。自分の愛が、自分自身が真実なのです。支配者は自信を持って人を支配していればいい。それは善とか悪ではないのです。それがその人に与えられた定め、役割なのです。

――支配者は、支配していることを自覚しているものですか?

大嶋 本当の支配者であれば、自覚して支配しています。ただ、支配者から影響を受けたニセの支配者の場合は、自覚はありません。また、社会の中でリーダー的な立場にある人が必ずしも支配者であるとは言えません。本当のことは心に聞かなければわかりません。

――支配されて生きづらさ感じている人が多いと、カウンセリングの現場からも感じていますか。

大嶋 たとえば、親は子供を愛するものだ、というのは一般常識です。しかし、僕らの世界では、親が子供を虐待しているのです。躾のためではなく、子供を性的に虐待している例もいっぱいある。それでも愛していると言えるのか、ということ。臨床の世界を極めていくと、そういう矛盾点が見えてくるのです。その矛盾はどこから生まれてくるのかを突き詰めていくと、こういう話になったのです。

――常識を疑うことが必要になるのですね。

大嶋 一般的に言われてることが必ずしも正しくないのです。だから、みんな常識で苦しんでいる。親は子供を愛するはずなのに、なぜ私の親は愛してくれないんだ、となるわけじゃないですか。でも、虚無の真実では愛はない。支配者にとっては、支配するために性的に虐待するのは当然だったりする。それを知ると、そこに関わってもしょうがないのだとわかり、そこから抜け出すことができる。一般的な真実、支配者につくられた幻想に従って生きているとみんな苦しいのです。なんで私ばっかりという話になるのです。そこから抜け出すために、自分の真実は何かを知る必要があります。

――自分が支配者か虚無か、あるいは光の人か、どうしたらわかるのですか?

大嶋 "心"に聞くこと。"心よ"……、と聞けばいい。

 

◆一瞬で無意識にアクセスできる◆

 

――なぜ、"心よ"……と聞くだけで、自分のことがわかるのでしょうか?

大嶋 僕の催眠の師匠が言っていました。「無意識という言葉を使うだけで、人間は催眠状態に入ることができる。言葉が人間の脳におよぼす影響はすごく興味深い」と。だから、"心"という言葉を使うだけで無意識の状態に入れるのです。催眠ってものすごく面倒なように思えるけど、実際には手順がじゃまをしているだけなんです。本当は催眠、無意識と言えば無意識に入る。だから、"心よ"と言えばもう無意識の状態に入るのです。で、意識から解放されると、支配者の支配から解放される。そして自分の真実と向き合うことができるということです。 amazonのレビューでもおもしろいことが書いてありましたよね。瞑想しにチベットまで行かなくても、この本を読めばいいと。本当に瞑想なんていらないのです。"心よ"、と聞くだけでいいのです。ものすごいことが書かれているのです。

――"神よ"、と呼びかけてはダメなんですよね。

大嶋 "神よ"、と言えば支配者につながりますから。自分にとっての支配者というのはだいたい神なんです。罰する存在。

――"心よ"、と聞いて出てきた答えに疑いがあって、信じられない場合もあると思います。

大嶋 疑いがあってもいい。そんなときは"心よ"と、とことん聞いていけばいいのです。支配者とつながっているから自分の真実が見えないのだから、心にお願いして、支配者とのつながりを切ればいいのです。

大嶋さん写真2

――直感はまた別ですか。

大嶋 支配者から逃れられた直感であれば、そこに真実はある。けれども、支配者からの思考である可能性もある。だから、"心よ"、と聞くのが一番楽です。

――あらためて、"心"とは何ですか?

大嶋 無の集合体。虚無の人にとっては、そうでしょう。すべてのつながり。逆に言えば知識の源。何から何までそこにある。同時に何から何までそこにない。空です。でも、答えはそこにある。

 

◆脳と脳のつながりは時空を超える◆

 

――脳が無線LANのようにつながっているという発想はわかるのですが、亡くなった人ともつながるというのはなぜなのでしょうか。

大嶋 人の脳と脳がつながっていることは、科学的には証明されていません。周波数がわからないからです。ということは、その通信は光より速いかもしれない。時空を超えるので、死んだ人が生きている時の脳とつながることもできる。もっと言うと、過去の自分とつながれば、自分の過去も変えられる。そういう事例はあるのです。SF的ですが。小さい頃の自分が誰かに励まされた。励ましたのは未来の自分だったと。それによって今がどんどん変わっていくと。そういうことを考えるとおもしろい。

――現代において、支配される構造が変わっている面はないですか。

大嶋 それはあります。理由はインターネット。情報のつながりが密になっているから支配が強くなっています。今までは家族の中でのつながり、村の中でのつながりだけだったのが、インターネットをはじめとするネットワークが発展してきたので支配が強くなっていく。たとえば、インターネットで投稿すれば、必ずその意見に対して、裁く答えが返ってくる。おびただしい批判の意見が返ってくる。それをまともに読んでいたら、どんどん自分が罪にまみれていく。

――怒りのコメントも多いですよね。

大嶋 それが支配者がつくった構造です。怒りにまみれさせて、怒りで執着させて裁いていく。コメントを読んで怒った時点で支配者とつながる。そのコメントを書いた人は、読んだ人を怒らせて執着させたいのです。だから、反論を書いたらもう終わり。

――次に書こうと思っているのはどんな本でしょうか?

大嶋 第3弾はもう書き終わっているんですよ。心に聞く、という方法は一般的にいえば怪しい方法です。でも、催眠療法から来ていることです。だから、その原点を説明するために、僕と催眠の師匠さんとの出会いから書いています。何をめざしているのか。催眠がどういうものか。もっと原点のところを書いており、かなりおもしろいですよ。 そして今、第4弾を今書いています。それはトラウマ。トラウマを正確に書いている本はない。トラウマからどうやって抜けるか。精神医学的には不可能と言われているが、それをどうやって抜けるか、究極の方法を書いています。僕はその方法を見つけてしまったのです。その方法を公開してしまったら、僕は廃業するかもしれません。やばい! と思ってます。(笑)

大嶋信頼(おおしま のぶより)

米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。 アルコール依存症専門病院、周愛クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所原宿相談室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。現在株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。 著書に『ミラーニューロンがあなたを救う!』(青山ライフ出版)、『サクセス・セラピー』(小学館)、共著『児童虐待〔臨床編〕』(金剛出版刊)がある。

お問い合わせはこちら