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それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?特別インタビュー

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根底の恐怖を消して、人との一体感を楽しんでほしい

 

◆効率よりも真実を追究してしまう職人◆

 

――今回は、新刊の紹介に入る前に、こういった本を書かれるまでの経緯をお聞きします。まず、出身はどちらですか?

大嶋 神奈川県の相模原で18歳まで過ごしました。母方のおじいさんが牧師さんで、父方のおじいさんは国鉄で新幹線の整備をしていました。私の年齢については、カウンセラーの仕事に差し障るので、ここでは伏せておきます。

大嶋さん写真1

――カウンセラーになられた経緯は?

大嶋 高校時代になろうかなと思いました。熱心なクリスチャンの家庭で育ち、キリスト教系の高校で学んだのですが、先輩が大学受験に落ちて自殺したのです。その時に妙に怒りを感じた。キリスト教の学校で毎朝礼拝をしているにも関わらず、何の助けにもなっていないではないかと。当時は若かったので、宗教では人は救えないではないかと思ったのです。で、心理学を勉強することを志したのです。

――その後、アメリカの大学で学ばれた。

大嶋 そこも宣教師を養成するようなバリバリのキリスト教系の大学でした。だから、心理学を志しながらも半分は牧師になろうかとも思っていました。ただ罪にまみれた自分がいる。(笑)キリスト教に関しては子どもの頃から学んでいるので牧師になる方が自分にとっては簡単な選択でした。心理学については、ゼロから取り組まなければならないのでまったく自信がありませんでした。

――留学中のことは、これまでの本の中でもたびたび書かれていますね。

大嶋 ものすごく勉強が大変な大学で、年に3、4人は精神病院送りになっていました。心理学部には200人入ったのですが卒業したのは8人でした。私はその8人の中に入れたのですが、夜も寝ないで勉強する毎日でした。そんな中、朝寝坊して、車で急ぎ通学していた時、空中3回転、地上4回転の事故を起こしてしまった。病院で死ぬかもしれないと思ったのですが、結局死ななくて、その日に帰って課題のレポートを書きました。それでPTSD(心的外傷後ストレス障害)状態になり、大学院に行くつもりだったのに、「サンマが食べたい」という理由で日本に帰ってきてしまいました。(笑)

その時考えたプランとしては、日本で、日本で働く外国人のストレスデータを集め、そのレポートを書いて、またアメリカの大学に戻ろうと思った。こうして、日本の大手英会話学校で外国人講師を採用する仕事をしました。そこで外国人講師のストレスデータを集めようと思ったのですが、営業一辺倒の会社だったので思うような活動ができずに辞めることになりました。その後、縁があってあるカウンセリングの会社で働くことになり、そこで長くカウンセラーをした後、カウンセリングの会社を建て直す経験なども経て、いろいろあって独立し、今にいたります。

 

――カウンセラーであると同時に経営者でもあるのですね。

大嶋 はい。経営もしていますが、本質的には職人です。経営者であればもっと効率を追求する必要があるのですが、私は真実を追究してしまうのです。クライアントさんに対しても、すべての背景を漏らさず聞き取らなければ気がすまないところがあり、それをスタッフに対しても求めてしまうのです。とにかく、相談に来る方の症状をいかに良くするか。それを実現しないと意味がないと思っているので。

◆カウンセラーとして謝罪の意味も込めて書いている◆

――インサイト・カウンセリングを立ち上げられて11年になり、その間、何百、何千人というクライアントさんの相談を受けてこられた。それが、今回の『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』をはじめとする本になっているのですね。

大嶋信頼さん写真2

大嶋 はい。実は後悔がいっぱいあるのです。「ああ、あの時こうしてあげればよかったな」という思いをずっと引きずっているのです。その謝罪の意味を込めて書いているのです。治療した方がたくさんいますが、いつも思うのは、やり残したことはなかったろうかとか、本当に自由に生きてもらえればいいな、本当の魂の自由を感じていただければ嬉しいなと思います。

――魂の自由とカウンセリングの世界はどのようにつながるのですか?

大嶋 人が悩むというのは執着なんです。たとえば仕事が嫌だという人は、仕事に執着している。執着から解放されると自由になれる。ではなぜ執着しているのか。それが今回の本では、トラウマがあるから執着しているという観点で解説しています。自分ではわからない根底の恐怖を感じたくないから会社に不満を持ち、仕事が嫌だという悩みにつながっている。根底の恐怖がなくならなければ、会社の不満や家族の不満、人間関係の不満も消えない。

◆ストレスに対する反応をどう変えるかがテーマ◆

――今回発刊した『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』の話になりますが、本書の主旨を改めて大嶋さんから説明していただけますか。

大嶋 人間関係の悩みなど、いろいろあります。人とうまくやっていけないとか、話下手だとか。それらの悩みは自分に帰属してしまう。自分が情けないからだと自分を責める。けれども、その悩みは自分を責めても変わらない。そういう人が多いのです。なぜ、自分を責めても変わらないのか。自分が悪いのなら、自分を変えていけばよくなるはず。努力せよ、というのが精神論。けれども変わらないものは絶対あるのです。それは何かというと、根底に心の傷というものがあって、恐怖というものがあって、その恐怖が消えずに残っているから変わらないのだと。だから、その恐怖を消せば変わるよ、自由になるよと、そういう話なのです。

ただ変わるというのは僕らの世界では意味がない。身体的、生理的に変わらないといけない。だから、ストレスの刺激を与えて、普通の人とどう違うかを調べて、それがどうなったかを検証しています。
トラウマの人に対して、『それはあなたがだらしないから悪い』と決めつける人がいるが、それには本当に怒りを感じます。その人の何を知っていて、そんなことが言えるのかと。ストレスに対する反応が厳然と違うのだから。ちゃんと血液検査をすればわかるのに、調べもしないでクライアントのせいにするお医者さんがいる。

ストレスに対する反応をどう変えるかが今回のテーマ。普通の人はストレスを受けたら緊張のホルモンが上がってやる気が出る。だから、叱られたらがんばるということができる。ところがトラウマの人はストレスを受けたら緊張のホルモンが下がってしまう。頭が真っ白になり、子ども状態になってしまう。だから、自分ばっかりとか、すねてしまう。それを成長していないダメなやつと見ているうちは何も変わらない。緊張のホルモンが下がってしまうところに原因があるのだということを言いたかったのです。

――本人はそれが分かっているのでしょうか?

大嶋 本人もそれは分かっていません。心の傷といっても、それをうまく言語化できない。記憶も消えてしまっている。違う記憶を言うけれども、それは全然共感してもらえない。それにトラウマの人はしゃべらなきゃと思った時には、緊張のホルモンが下がってしまうので何も言えなくなってしまう。

大嶋信頼さん写真3

――トラウマに悩んでいる人は実際、どれくらいいるのでしょう?

 

大嶋 かなり多いと思います。一般的には死の恐怖を体験した人で、3ヶ月以上の期間、フラッシュバックが起きるとか、眠れない、過覚醒といった症状がある場合、トラウマという診断になります。このような基準をトラウマとするならば、トラウマの数は少ないかもしれません。けれども、実際は死の恐怖を体験しなくても、幼少期のネグレクトなどが要因となってトラウマ状態は起きます。ただ、トラウマの症状が出ていても、幼少期の記憶はないので説明できない。そのため専門家も見過ごしている。

――本書の中に「○○の恐怖」を7回唱えることが説かれていますが、あれは催眠なのですか?

大嶋 はい。退行させ、その時の状態に戻れるという定義をつくったのです。一つの仮説ですが、それを唱えるだけで楽になるという人がたくさんいます。

◆トラウマが消えないのは回避するから◆

――根底の恐怖に浸ることでトラウマを消すという話も出てきますね。

大嶋 トラウマが消えないのは回避するからなんです。回避せずに、それを見続けたら消えるのです。けれどもトラウマの人は回避するクセがついてしまっているから消えない。お酒でごまかすのもそうですし、人ごととして見るのもそうです。自分の恐怖を自分のこととして見ず、他人のこととして見る人もいます。

――そういう人が生きづらさを感じていると。

大嶋 そうですね。一番の問題は一体感を感じられないことだと思います。人と一緒にいて安心できるとか、楽しいとか、感じることができない。それを最後の方で、葦の例で書いています。風が吹いたらみんなと一緒に揺れる。それができないから、みんなとぶつかってしまうわけです。みんなと一緒に揺れることができれば幸せなんだけれども、それができないのです。

――それを治す方法が本書には書かれているのですが、中にはこの手法でも効かない人がいる。そこで、早くも次の本を書かれている。今度はホルモンに着目して、さらにすごい理論が展開されていますね。

大嶋 あれはすごいです。たとえば頻尿で困っている人が、それを抑えるホルモンの分泌を唱えると、それだけで治ってしまうと。

――ものすごく画期的な話ですね。

大嶋 でも、さらに先の話もあります。ホルモンを操っているのは遺伝子です。なぜ今の時代、おかしな人が多くなったのか? それは遺伝子のスイッチがONになっている人が増えているからです。それについては今、書いています。

――それはまた、楽しみです。ありがとうございました。

 

大嶋信頼(おおしま のぶより)

米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。 アルコール依存症専門病院、周愛クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所原宿相談室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。現在株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。 著書に『ミラーニューロンがあなたを救う!』(青山ライフ出版)、『支配されちゃう人たち』(青山ライフ出版)、『無意識さんの力で無敵に生きる』(青山ライフ出版)、『サクセス・セラピー』(小学館)、共著『児童虐待〔臨床編〕』(金剛出版刊)がある。

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