「仕事は楽しいかね?」

「仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン著 きこ書房)
・ブックレビュー

本書は「試すこと」の大切さを説いている。
今の人生に満足できず、もっと成功したいとか、
こんなはずではなかったと思っている人には、
とても有用なヒントが提示されている。
まさに目からウロコと言ってもよい。

世の中でも有名な成功者と言われている人は、
なぜその成功を手に入れたのだろうか?
多くの人はこう思っている。

その人は並外れた能力や情熱を持ち、
並外れた努力をし、しかも運もよかったのだ。
そういう星の下に生まれた特別な人なのだ、と。

これは間違った思い込みである。
もちろん最低限の才能や努力は必要だが、
同じ人間なのだから、人の2倍も3倍も才能があったり、
努力できたりするはずがない。
誰にだって、1日は24時間しかないのだ。

運のよさも同じ。
同じサイコロを振って、
人の2倍も3倍も当たりを出せる人はいない。

ではどこで差がついたのだろう?

実はサイコロの例でたとえるとわかりやすい。
チャンスをつかむサイコロがあるとする。
成功する人は、このサイコロを何度も何度も、
当たりが出るまで振る。
当たりが出たら、さらに次の当たりを狙う。

われわれ凡人はそれはしない。
その差なのである。

なぜサイコロを振らないのか。
サイコロを振るには、時間やお金や勇気
といった一定の掛け金が必要だからだ。

たとえば6の目が出れば1000万円
もらえるサイコロゲームがある。
ただし1回振るのに100万円かかる。
あなたの全財産は500万円である。

確率は6分の1だからチャレンジすれば得する可能性は高い。
けれども全財産を失って無一文になるかもしれない。
さあ、どうする?

人生のサイコロにはこういうきわどいものがあるから、
多くの人は試すこと(チャレンジ)しないのである。

掛け金の小さいものから高いモノまで、
こういったサイコロを振る機会が無数にあって、
しかも工夫次第で掛け金を小さくしたり、
当たる確率を高めたりもできるのが実際の人生かもしれない。

それが薄々わかっていても、
大半の人はリスクを避け、
安楽にしていたいので何もしない。

というか、チャレンジしなくても生きていけるから
何もしないのだろう。

ただ、みんながそうでは活力は生まれず
衰退する一方である。

そうした中でも、本を出しているような人は
「試す」ということをしている人だと思う。
極端な例でいうと、
ソフトバンク孫正義社長を見ているとよく分かる。
目標を定めて階段を一段一段上るだけでは、
一代で資産16兆円の企業グループをつくるのは不可能。

とにかく次から次へとサイコロを振ってきた。

そして当たりが出ると、
得た資金をさらに大きなサイコロゲームに
どーんと投じて今に至っている。

日本は今、労働人口減による低成長で苦しんでいるが、
今後も経済成長を目指すのであれば、
勤勉な努力家、秀才を養成するだけでは無理がある。

もっと果敢に新しいことにチャレンジしていくような
勇気のある人材が求められるのではないだろうか。

「勇気」と書くと、大げさに感じられるが、
いろいろなことを少し思い切って試して、やってみて、
その成行を楽しむというちょっとしたこと。

そのちょっとしたことをやるかやらないかで、
大きな差が生じるのだと思う。

『無意識さんの力で無敵に生きる』を発刊!

「無意識さんの力で無敵に生きる
―思い込みを捨て、自由自在の人生を手に入れる方法」
(大嶋信頼著 青山ライフ出版)を2014年12月に
発刊しましたが、大変な勢いで売れているようです。

心理学カウンセラーの大嶋先生の著書は、
1作目「ミラーニューロンがあなたを救う!」
2作目「支配されちゃう人たち」とともに非常に
評判がよいです。
心理学という一般の人にはわかりにくい話を、
親しみやすい話し言葉で、しかも、ここまで言っていいのか、
ここまで言うか、というところまで言います。

突き詰める想いの熱さと勇気があるからこそ、
突き抜けることができるのでしょう。

さて、今回の「無意識さんの力で無敵に生きる」ですが、
とても興味深い本です。

無意識が強い、というのは、
ある程度、誰もがどこかで
心当たりのあることだと思います。

スポーツなどでも絶好調の時は、何も考えていません。
いや考えてはいるけれども、余計なことは頭にない。
だからこそ、うまくいく。

この仕組みをあらゆる場面に使えれば、
人生もうまくいくのではないか、というわけです。

端的に言うと「考えなければよい」のですが、
意識すればするほど、それはできなくなる。

そこで催眠の世界に入っていくわけです。
とても興味深く、また面白い本です。

http://aoyamalife.co.jp/review/muishiki.html

便所のネズミと倉のネズミ

――司馬遷著『史記列伝』を読んで――

『史記』は司馬遷が書いた歴史書で、
紀元前91年頃に完成しました。
『列伝』はその中の一つで70巻からなり、
『李斯列伝』は27番目の話です。

李斯(りし)は秦が天下統一したときの立役者です。
この話の一番最初のところが、特におもしろいです。

若い頃、地方の下っぱ役人だった李斯が
なぜこんなに出世したのか。

人生の転機というものはいろいろありますが、
何かを見たときに、ぱっと気がついて、
腹の底から、これだ! と思うようなことがあります。
そのひらめきが書いてあるのです。

あるとき、李斯は役所の便所でネズミを見ました。
便所のネズミは汚物を食う生活をしており、
しかも人間や犬を恐れていつもびくびくしていた。

ところが、倉の中のネズミは穀物をたらふく食って、
ゆったりとしている。

「ああ、そうなのか」と李斯は思ったのです。

「結局、人間もネズミと同じではないか。
賢いとか、愚かだとか言うが、その違いは、
才能や努力などという以前に、
その人のいる場所によって決まってしまうのだ」と。

「だったら、俺は一番よい場所に行ってやろう」と思ったのです。

こうして李斯は偉い先生について帝王政治学を学び、
一番の強国であった秦に向かった。
秦王(始皇帝)に仕える策をこうじて、
チャンスをつかみました。

二十数年後、秦は天下を取り、李斯は宰相となった。

李斯の長男も地方の長官となり、
長男が帰省したとき、家で酒宴を催した。
国の主な者はことごとくやってきて、
門前に集まった車馬は何千という数に上った。

それを見て李斯は思いました。
「今、私は頂点に立ってしまった。
物事は頂点に達すると、あとは衰えるほかない。
私の馬車が止まるのは、一体どこなのだろう」

そして、そのときはまもなくやって来ました。

始皇帝が死に、二世皇帝の時代になると、
李斯は謀略により投獄され、
やがて一族もろとも皆殺しにされました。

李斯の生き方にはいろいろ考えさせられます。

「人間はいる場所によって決まる」と看破し、
平民から大国の宰相になったのは見事でした。

けれども高く上りすぎると、
やはり危険ということでしょうか。

たしかに李斯は、米倉の一番てっぺんのネズミになりましたが、
それがイコール幸せではなかったともいえます。

米倉のネズミが皆幸福で
便所のネズミが皆不幸とは限りませんよね。

とはいえ米倉にいたいのも事実。
けど、高く上りすぎると危険だから、
中程の目立たない、安全なところにいようと。

大半がそう思っているのが今の日本のような気がします。

先人から受けた恩恵を後輩に返す

松島先生を囲む会が終わった後、
もう一つ、出版記念会がありました。

『モルフィンと人類の歴史
ケシの実より生じたアヘンがわれわれに教えてくれたこと』

http://aoyamalife.co.jp/review/morufin.html

を出された天木嘉清さんが、もう1冊、
「見て考えて麻酔を学ぶ」(中山書店)の改訂第2版が出たのに
合わせて、出版記念会を開かれました。

東京慈恵会医科大学の医師である天木さんが、
後輩医師たちに向かって、
会の最後にこんなことを言いました。

とても感銘を受けたので紹介します。

「私たちは今、とても高度に発達した薬や治療法を用い、
医療活動をすることができています。
それによって患者さんから感謝されたり、
報酬を得たりしています。しかし、それは誰のおかげか。
その方法を開発してきた先人たちのおかげなのです。
だから、われわれもその利益を享受するだけでなく、
価値あるものを1つでも、2つでもつけ加えて、
紙に書き、後輩たちに伝え残していくべきではないか。
それをしないでいるのは無銭飲食と同じではないか」
と言いました。

これは医学に限ったことではないです。

恩恵を受けた者は、それだけのものを
何らかの形で返さなければならない。
その考え方が素晴らしいと思いました。

幸せに生きることができた。
ああよかった。
はい、さようならと死んでいくのか。

しかし、生きるだけで必死、精一杯という人もいる中で、
誰のおかげで幸せに生きることができたのか。

恵まれた環境にある人は考えなければいけません。
そう考えると、意識が変わってくる。

先人とは親や、そのまた親であり、
それをとりまく世の中の先輩の方々です。

それらの方々のおかげで今日があるのなら、
これからは自分も後輩のためにできるだけのことをしたい。

価値あるものを残すことは、
そういう目的にかなっているので、
そのための努力もまた充実したものになるでしょう。

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
(小倉 広著 ダイヤモンド社)

「自己啓発の父」と呼ばれるアドラーの思想を説く本です。
最近ブームになっています。

『七つの習慣』など多くの自己啓発本は元をたどると、
アドラーの思想にたどり着くのです。

人間性というものを説いた元祖なので、その言葉は深いです。

たとえば感情について、こんなことを言っています。

「悲しいから涙を流すのではない。
相手を責め、同情や注目を引くために泣いているのだ。」

すべての行動には、本人にも無自覚な目的があるというのです。

人は目的のために感情を使用するので、
上のようなとらえ方になります。

怒りについても同じです。

「カッときて自分を見失い怒鳴った、のではない。
相手を『支配』するために『怒り』という感情を創り出して
利用したのだ」

ということです。

最初に目的があり、人はその目的を達成するために、
感情に背中を押してもらって、行動するのです。

人は理性だけで判断して行動するのでなく、
怒り、悲しみ、喜び、恐れなどの感情を利用して
行動しているのです。

感情は車のガソリンのようなもの、
人の行動にパワーを与えるものなので、
これに支配されるのではなく、
うまく利用すればよいのです。

理性というハンドルを使って、
感情というパワーをうまく制御し、
適切な運転をするイメージでしょうか。

よく「理性と感情」は対立する概念で呼ばれますが、
アドラーはそれらは互いに補完し合っているだけで
対立したものではないとしています。

「悪いと思いつつ、欲望に負けて○○してしまった……」
という状況はアドラーの考えでは、理性が感情に負けたのではなく、
自分の意思で、○○する選択をしたに過ぎないのです。

そのときの言い訳として、欲望を悪者扱いしているだけです。

アドラーの思想は、言い訳を認めないので厳しいようにも
思えますが、一方で、とてもシンプルですっきりとします。

人生の扉を開く 「万能の鍵」

人生の扉を開く「万能の鍵」
(ラルフ・ウォルドー・トライン著 サンマーク出版)

神を信じるか信じないかは別として、
わたしたちがここにいる、ということは、
(たとえ、それが幻だとしても)
わたしたちにとっては紛れもない事実である。

であるならば、この世、この宇宙をつくり、
わたしたちを存在させ続けているものがあって、
その源からくる、すべての根源となる力は常にそこにあるはずだ。

宇宙の法則であれ、神であれ、呼び方はなんでもかまわない。
本書ではそれを「無限の生命と力のスピリット」と呼んでいる。

わたしたちは個別に見れば、1人の人間であり、
弱く儚い存在かもしれない。

けれども、この「無限の生命と力のスピリット」
から生まれたのだから、直接つながっている、
本質的には同じものだと言ってよい。

「無限の生命と力のスピリット」が大海だとすれば、
わたしたちは、そこからすくった一滴。

量は違うけれども同じものである。

とするならば、わたしたちは
「無限の生命と力のスピリット」(神)
の子であるのだから、
そこに心を開きさえすれば、神のように生きることも可能なのだ。

そんな私たちが愚かな行いをして苦しんだりするのはなぜか。

「無限の生命と力のスピリット」からくる流れに、
自分自身を開かず、自分を閉じてしまっているから。

絶えず流れてくる清らかな水があるのに、
自分の中に水門を開くことをせず、
水門を閉ざしてしまう。

そのため、沼の水は淀み、腐り、地獄をつくってしまうのだ。

ここでいう「水」とは、「思考」と言い換えてもいい。
「無限の生命と力のスピリット」からくる思考の流れに
心を開き、耳をすませて、自分の思考を合わせるようにすれば
この世をつくった知恵と連動することになる。

「思考は力であり、自分に似たものをつくるし、似たものどうしが引き合う」
という。

よい考えをもっていれば、
よいものが周りに生まれ、
よい人が周りに集まってくる。

端的に言うと、思考が宇宙の法則にかなったものであれば怖いものなし、
ということだが、
「どういう思考が宇宙の法則に合っているのかわからない」とか
「それができれば苦労しないよ」とか
「それができないから人間なんじゃないか」と言われそう。

それについては、本書を読んでいただくとして、
少なくとも思考を律する、ということは今からでもできる。

悪い考えが浮かんだときに、
ダメだ、ダメだと打ち消す。

そして、よくあろうとすること。

素朴だけれども、これがとても大事のように思う。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』
(ジュリア・キャメロン著 菅靖彦訳 サンマーク出版)
これは創造性を取り戻すためのノウハウを説いている本ですが、
若者だけでなく、中年・壮年以上の世代に
より読んでもらいたい内容です。

若い頃はみな、好んで創造的な活動をします。

音楽、ダンス、演劇、絵、マンガ、小説、映画……等々。

けれどいつしか、日々の生活に追われ、
「そんなことはやっていられない」となります。
いつしか、夢をあきらめます。

だからといって、自分に創造性がないと思うのは早計。

創造性とは、自然の法則のようなもので、
誰もが持っているものだと著者は言います。

長年の創造性のない生活習慣の中で、それを遮断しているだけなのです。

なぜ遮断しているのか?

創造性を恐れているからです。

そんなものを発揮したら今の生活が壊れてしまうのではないか。

平穏な生活ができなくなるのではないか、と恐れるのです。

それは偏見だといいます。

創造性を回復するためのツールとして、
モーニング・ページというものが提案されています。

朝起きたら、自分の頭に浮かんだことをなんでもいいから
3ページ分書く。それがモーニング・ページ。

日々の雑音、雑事、怒り、泣き言、何でも頭に浮かんだことを書く。
日記よりも雑多なもの。
それによって脳の中を掃除するのです。

モーニング・ページには左脳(論理脳)一旦停止させ、
アーティスト脳を自由に振る舞わせる効果があるそうです。

とにかく信じて書き続ければ、予測のつかない効果があるとのこと。

毎朝、家を掃除すれば、気持ちのよい一日が過ごせます。
それと同じで、
毎朝、脳を掃除すれば、とてもよいと思われます。

あとは、やるかやらないかだけ。

どうしようかな?
創造性を高めるというのは、
それによって、名声を得ようとか、お金を得ようということではありません。

そういう下心があると創造性は発揮できないのです。

人の目を気にしてしまうから。

子供のような心で楽しむことです。

プロでないのだから、下手で当たり前、下手でよいのです。

没頭するくらい楽しめれば、いろいろな花が咲くでしょう。

 

ミツバチ、アリの行動と人間の脳

高度な脳を持っているとはとても思えないミツバチやアリが
適切な場所に立派な巣をつくり、
統制のとれた集団行動をとって、環境の変化に適応し、
生き延びているのは不思議だと思いませんか。
アリはこの惑星で、人間以上に繁栄している生物だそうです。

先般、NHKでちょっと見たのですが、
ミツバチの1匹、1匹が、人間の脳の神経細胞1つ、1つのようなもので、
集団である規則(多数決のようなもの)に従って行動することで、
人間が脳で考えたのと同様の、適切な判断ができるのだそうです。

これはとてもおもしろい話です。

人間もまた同じではないでしょうか。
一人一人の能力ではとてもできないことを集団の力で実現しています。

高層ビルから宇宙ステーションまで、
周りにあるのは一人ではできないことばかりです。

ミツバチもアリも人間も集団で生きることで、
その能力を拡張しているのです。

さて、そこでミツバチやアリを観察して見ましょう。

ミツバチやアリは、集団の力を高めるために役割分担しています。
単にまったく同じ個体が役割分担しているのでなく、
役割により個体が変化しています。

女王蜂、働き蜂、兵隊蜂。
女王アリ、働きアリ、兵隊アリ。

人間はどうでしょう?
一見、こういう区分けはないように思えます。

確かに
女王人間、働き人間、兵隊人間という生物的な区分けはありません。

けれども見えないところで、区分けがあったらどうでしょう?

役割により、心が違っていたら?

生まれつき、違う心をもった3種類の人間がいる――。

これは荒唐無稽な考えでしょうか?

そんな驚くべき仮説を心理学の立場から説いている本があります。

『支配されちゃう人たち』(大嶋信頼著)では、
人間は「支配者」「虚無」「光の人」の3種類があると言っています。

http://aoyamalife.co.jp/review/shihai.html

心が違うのであれば、わかりあえない部分があって当然です。

真実は一つではないのだと思えば、
「自分はおかしいのでは?」という強迫観念からも解放され、
楽な気持ちになれます。

 

 

 

宇宙が始まる前には何があったのか?

『宇宙が始まる前には何があったのか?』
(ローレンス・クラウス著 文藝春秋)

宇宙論に関する本といえば、1980年代に
『ホーキング宇宙を語る』がベストセラーになりました。

私もその頃から宇宙論の本は好んで読んできましたが、
今回久しぶりに本書を読み、ビッグ・バン宇宙論の研究が
想像以上に進んでいるのに驚かされました。

まず宇宙の年齢は137億2000万歳。
この4桁までは特定されており、
137億1000万歳でも、
137億3000万歳でもないとのことです。

宇宙は膨張しているのですが、
その速度が弱まっているのか、一定なのか、加速しているのか、
これまではわかりませんでした。
本書によると、加速しているとのこと。

したがって宇宙は今後、ひたすら拡散していく道を歩み
2兆年後には、われわれの銀河以外は見えなくなるそうです。

宇宙は時間も空間もない無からビッグ・バンによって
生まれたのですが、宇宙空間にある空っぽの空間、
これもまた別の意味でいう無ですが、
ここにも微少なエネルギーは存在し、
無から有が生まれているとのことです。

粒子と反粒子が生まれる。

数字で説明すると
0から-1と+1が生まれたり、
-100と+100が生まれたりする。
足すと0になるから帳尻が合う、というわけです。

宇宙が無から生まれたということは
私たちも無から生まれたわけです。

宇宙の全質量の中で、銀河や星などの見えるものは1%で
残りの99%は見えないものだそうです。

読んで一番感じたのは般若心経の世界です。

「色即是空」

この世は空。

科学的に突き詰めていってもこの結論になるのでしょうか?

あたりまえのことを、バカになって、ちゃんとやる

「あたりまえのことを、バカになって、ちゃんとやる」
(小宮一慶著 サンマーク出版)

自己啓発の本ですが、よい人生を歩むための王道を、
奇をてらわず真っ正直に書いてある、とてもよい本です。

まさにタイトルにあること、そのもの。

A あたりまえのことを
B バカになって
C ちゃんとやる

これが何よりも大事だということを、
自身の経験を交えて、繰り返し説いています。

企業に勤めていて、さらに上をめざしている人には特に役立つ本です。

人生はチューブのようなものだ、と著者は言います。

それぞれの人が、生まれながら持っている自分のチューブの中を歩いています。

チューブの端から端までを歩くのが人生だとして、

チューブの上の方を歩くか、下の方を歩くかで人生は全然違ってきます。

自分次第で、恵まれた上の方を歩くことができます。

けれども間違った考え方をしていると、
恵まれない下の方を歩くはめになるかもしれません。

上の方を歩くか、下の方を歩くか、あるいは横を歩くか、

実は自分で決めているんですよね。

上の方を歩くための第一歩は

A あたりまえのことを
B バカになって
C ちゃんとやる

です。

とても勉強になる本です。

「愛」なんてない?

突然ですが、「愛」ってなんでしょう?

母性愛、恋愛、人間愛、自己愛……

あらゆる場面で語られる「愛」。

音楽の歌詞の9割には入っている「愛」という言葉。

「愛がすべて」

「宇宙の原点」

そんな思いもある一方で、

歪んだ「愛」もあります。

人によって「愛」はそれぞれで、全然違うものかもしれません。

それらすべてをひっくるめて「愛」と呼んでいるのでますます混乱します。

真実はどこにある?

そんなものはないのか?
「愛」を説く宗教を巡って、なぜ人々は殺し合いをするのか?

この言葉は強力であるがゆえに、

大きな誤解や思い違いを招くものでもあります。

「愛」でがんじがらめになっている人もいるでしょう。

混乱して、自分が自分でないような状況にあるなら、

いっそのこと、こう思っては。

「愛」などない、そんなものは幻想だ、と。

実は、

「愛」なんてないのです!
(ホントに?)

いや、それは「愛」ではなく、「支配」かも?
そんな、とても過激なことを言ってしまっているのが

『支配されちゃう人たち』(大嶋信頼著)です。

すごいことを言っている本です。

ハングリーであれ! 愚かであれ!

電子書籍『ハングリーであれ! 愚かであれ!』
(スティーブ・ジョブズ著 国際情勢研究会)

有名なスティーブ・ジョブズの2005年スタンフォード大学
学位授与式でのスピーチの全文です。

Stay Hungry.Stay Foolish.
(ハングリーであれ! 愚かであれ!)の言葉が有名ですが、
この短いスピーチそのものがとてもよいです。

一部を要約すると、こんなことを言っています。

ジョブズは生みの親がまだ学生だったため、
生まれてすぐ養子に出されました。

育ての親はあまり豊かではない労働者階級の両親でした。

それでも生みの親との、大学には進学させるという約束があったためジョブズは17歳になったときにリード大学に入学することができました。

しかしジョブズは半年で退学しました。
授業にまったく興味が持てなかったし、貧しい両親が一生かかって蓄えた預金をあっという間に食いつぶすほど授業料が高かったからです。

半年で退学はしましたが、その後1年間、友人の家に寝泊まりし、
興味のある講義にだけもぐりで受講していました。

それがカリグラフィ(文字を美しく見せる手法)の講義でした。
ジョブズはその虜になりました。
それが将来何かの役に立つといったことはまったく考えませんでした。

10年後、ジョブズはマッキントッシュを開発しました。
マックは世界で初めて、美しい文字(フォント)が出力できるパソコンとして一世を風靡しました。

それ以前、誰一人としてコンピューターと美しい文字を結びつける人はいなかった。

しかし、ジョブズはマックを開発する過程でカリグラフィのことを思い出し、それを実現したことで、デザインに強いコンピューターはマックだという今も続く神話が形成されることにつながったのです。

先のことはわからなくても、その時々で、自分の心が求めているものに打ち込んでいれば、いつか点と点がつながり線になる。

ジョブズは自らの経験から、そう述べています。

小さいことにくよくよするな!

『小さいことにくろくよするな!――しょせん、すべては小さなこと』
(リチャード・カールソン著 サンマーク出版)

本書は全米で500万部売れ、
世界30カ国で翻訳されているベストセラーです。

表紙に

Life is a Test. It is Only a Test.

と書いてあります。

人生は単なるテストにすぎない、そんなに深刻になるなよ。

といったところでしょうか。

半面、
わかっているんだけど、小さなことでくよくよしてしまう。

そういう人が多いから、この本が売れているのでしょう。

元気になれるエピソードがたくさん詰まっている本です。

その一つに
「ほめるのもけなすのも同じこと」があります。

この話が気に入りました。
人にけなされるのは嫌なことですが、よく考えてみてください。

選挙戦で55%の票を獲得して圧勝したとしても、
45%は別の人に投票しているのですよ。

そう考えると、全員から認められるなんて不可能だとわかります。

いろいろな立場の、さまざまな価値観の人がいるのだから、

あなたの考えを否定する人がいるのは当たり前なのです。

その明白な事実を受け入れれば、楽になれます。

褒められることもあれば、
けなされることもある。

よいことがあれば悪いこともある。

その繰り返しが人生なのだから、
否定されたときも、
「まあ、そんなこともあるさ」
くらいに思えばいいのです。
と、こういったエピソードが100話あります。

 

『支配されちゃう人たち』発刊

『支配されちゃう人たち――親や上司の否定的な暗示から解放される超簡単テクニック』

大嶋信頼著 青山ライフ出版 1500円+税)が、7月11日、全国書店から発刊されました。

amazonで大反響となった前著
『ミラーニューロンがあなたを救う!』に続く、待望の第2弾です。

http://aoyamalife.co.jp/review/shihai.html

これまでにない、大嶋心理学の決定版といえる内容で、
人間心理の本質を鋭く突く本です。

「ここまで書いていいの!?」というところまで書いています。

著者の情熱と勇気に敬服します。

最近「セルフイメージ」という言葉をよく聞きます。

自分が自分をどう思っているか、ということです。

人はセルフイメージ通りの人生を歩んでいると言います。

「自分はこの程度だ」と思っていると、そのイメージ通りの人生を歩みます。

「自分はできる」と自信を持っているからこそ、チャレンジでき、その積極性があるから、さまざまなチャンスをつかむことができるのです。

「自分はできない人間だ。この程度だ」といった、自分に対する否定的なイメージをもっていると、とても損な人生を歩むことになります。

誰もが分かっていることです。

それなのに「セルフイメージ」が低い人が多いのはなぜか?

本書を読むとよく分かります。

もしかすると支配されちゃって
「おまえはできない」と信じ込まされているのかもしれません。

もしかして、「幻想の愛」にとらわれて、
自由がきかなくなっているのかもしれません。

自分であって自分ではない、この気持ちの悪い感覚はなんなのか?

そんな不自由な状態から脱して、自分の心が本当に求めている
人生を歩むことができればどれだけハッピーでしょうか。

本書にはそのヒントがいっぱい詰まっています。

http://aoyamalife.co.jp/review/shihai.html

「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法

『人生はワンチャンス!「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法』
(水野敬也 長沼直樹著 文響社 1512円)が
2014年上半期ベストセラー(日販調べ)で14位に入っています。

内容的に特に新しいことが書いてあるわけではありません。

古今東西の著名人のエピソードと名言を集め、
生き生きと前向きに生きるための知恵、考え方を紹介しています。

本というのは、特別に新しい知識、斬新な発想がつまっていなければ
読まれないものではありません。

むしろ、よく言われていること
「そうそう、そうだよな~」と思わせるものの方が売れるのかもしれません。

本書を読むと、日々、一つの共感や気づきがあるだけでも
十分だということがよくわかります。

そんな65の方法の1つを紹介しましょう。

『昼がんばると夜たのしい』

そうですよね。

晩酌がおいしいのは、昼めいっぱい働いた日です。

打ち上げの宴会が楽しいのも、それまでがんばったからでしょう。

悠々自適の生活にあこがれますが、
毎日が休日だと、遊びも退屈になってしまうのです。

高齢化社会になり、仕事から解放される人が
ますます増えて来ますが、日々楽しむためには、
「昼がんばる」何かを見つけることが大事だと思います。